|
テーマ:ミステリはお好き?(1582)
カテゴリ:外国人作家
興が乗って朝方まで友人とチャットしてしまいました・・・。とほほ。
殿を起こすまで寝てはいけない!と久しぶりにピーター・ワトソンの『まやかしの風景画』を読みなおしました。 『まやかしの風景画』(早川書房) イザベルという美女が、画廊主マイケルの元に一幅の絵を持ち込んだ。冴えない風景画には昔、修道院廃絶の際に消えたとされる財宝の在りかが隠されているらしい。だが、寓意に満ちた絵の解読は容易でない。しかも、何者かが既に探索を始めているという。マイケルとイザベルは、秘宝目指して旅に出た!知恵と冒険とロマンスに彩られた、胸おどる宝さがし小説。 ハヤカワミスリアス・プレス文庫版は残念ながら廃刊しているようです。 だからアーロン・エルキンズが新装版で出たのですねぇ。 また他の作品『引き裂かれたヴァチカン』(角川書店)も・・・未読なので残念! チェロ奏者からサザビーズの鑑定へ、そしてハウスセールから素晴らしい絵を見つける才能で画廊主になったマイケル。モルトを好み、友人たちと他愛無い賭け事をし、悪癖の葉巻をやめられない男。 元報道カメラマンで中東で恋人を亡くし、父親の残した農場を守るイザベル。頭が良くて、一人で泥棒を撃退するリタ・ヘイワードに似た美人。 この二人が修道院の隠された宝を探し出すことに。頼りはたった一枚の絵画と己のひらめきのみ。 あらゆる文献と資料を読み漁り、絵に導かれ、または絵に「まやかされ」ながらロンドンからドーセットへ。 しかし、そこには二人よりも先に財宝を狙う人間がいるのです。 一歩先んじたこの相手と、謎の答えを巡って二人は危険な目にあっていきます。 その行動にハラハラしながら、折込みの絵を見返しては(何度読んでも見ちゃう)「ふむふむ」などとマイケルとイザベルの推理に感心してしまう。 どちらが宝を手にすることができるか、そして宝は本当にあるのか。 イギリスの詳細地図を手に、一緒に探してみては如何でしょうか。 解説を書かれている西尾忠久氏によると、彼と折原一氏は「死体の出てこない、それでいてめっぽう楽しいミステリ」ベスト3にはいるお話だと薦めてらっしゃいます。 蛇足ですがそのほかの2作はルシアン・ネイハム『シャドー81』とジェフリー・アーチャー『百万ドルをとり返せ』(どちらも新潮社)だそうです。 不勉強で申し訳ありませんが、どっちも読んでません~(汗) いずれ機会があれば手に取ってみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月21日 12時10分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[外国人作家] カテゴリの最新記事
|
|