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カテゴリ:BL
たばさが個人的に好きなオススメのBL本、絶版シリーズ(笑)
どうしても手放せない(4回引越してもまだ持っています)本を紹介します。 BLがお嫌いな方はスルーしてくださいませ。 麻生雪奈さん『ラブレター』(桜桃書房/オークラ出版) 「俺とお付き合いしてもらえませんか」二年前の春、崎谷亮太郎は僕、坂口郁人にそう言った。女グセの悪い男だという亮太郎は、けれど何故か僕にはキス以上触れてこようとしなくて…。一通の不思議な手紙から始まった恋の行方は。 麻生さんの書く登場人物はびっくりするほど透明感があって、「現実にはいねぇよ!」とつっこみたくもなるのですが(笑)生臭さのないBLがお好きな方に。 五百香ノエルさん『ナーバス・エブリデイ』 岡本優介は、悪い噂のいっぱいある榎木田恭一の義兄になった。親同士が再婚したのだ。新婚気分を満喫している両親の代わりに弟の春介、冬司、恭一の世話をやく優介だが、なぜか一つ年下の恭一に避けられ続けショックを隠しきれない。彼をなんとか普通の高校生に戻そうと優介は努めるが、とうとう恭一は家に戻らなくなってしまい…。 生真面目で天然美人な「お兄ちゃん」に振り回される、さっさと独立したい「弟」の義兄弟ものです。 正直なことを云いますと、本当は文庫版じゃなく絶版となった新書版がおすすめです。・・・挿絵がね(笑)榎木田恭一が特にイメージ的に。 今のイラストが嫌いというのではなく、やはり最初に見た絵が残っているのでしょうね。イタイお話が多い五百香ノエルさんですが、こういう軽めのお話もいいのでは。 崎谷はるひさん『やさしい傷跡』 出会いは真夏日。貧血で倒れかけた宙彦を抱きとめたのは、武朗の力強い腕だった―。過去のトラウマから、人付き合いを避けてきた宙彦。故郷から『逃げてきた』志朗。心に深い傷を持ちながらも、互いの優しさに触れるたび、いつしか相手に惹かれてゆく自分に戸惑うのだが…!? 今やとても人気の高い崎谷さんです。 独特の文章と濃いラブシーンが持ち味だと思いますが、この作品はどちらかというとしっとりした落ち着いていて、透明感がある作品です。 特に攻の関西弁の彼がすっごく「男前」でたばさの激ツボです!(笑) 崎谷さんではこれが一番好きなお話かもしれない。 さて次はBLというには難しい本です。 恋人になるとか、そういうことではなく、互いに意識しているパートナー話という感じの本です。 「くっつくの?くっつかないの?どうなの~!?」 みたいな(笑) 津守時生さんは『やさしい竜の殺し方』(角川スニーカー文庫)や『三千世界の鴉を殺し』(新書館)でご存知だと思いますが、別名義で書かれているお話をご紹介。 多戸雅之さん『緑の標的』『緑の迷路』(新書館) 惑星ビアにある悪名高き犯罪都市トライアル。ショウとクラウドは、犯罪の狩人と呼ばれる精鋭刑事集団“グリーン・ナイツ”で、賞金獲得率ナンバーワンを誇るコンビだった。元地球軍兵士であるクラウドと、本体ははかない白い妖精のような異星人であるショウ。互いだけを唯一のパートナーとして戦う2人。 過去の悪夢に傷つきながら、流血の街をさまよう二人の優しい男たちを描く、ショウ&クラウドシリーズ。 もともと、「あの二人ってアヤシイよね?」的なお話を書く方です。 しかも『三千世界~』のように笑い先行(笑) 本体の妖精のようなショウにはデレデレなんだけど、普段の相棒(男)に変身すると途端に態度が悪くなるクラウドに笑えます! そのくせ面白さの影で、二人の出会いのシーンなどはとても暗く重いものがあって。 津守さんが好きな方にはオススメ。 森山櫂さん『果ての塔の物語・想い綴る森』 『果ての塔の物語・煉情の獄』(新書館) 果ての塔―。世界の果てと呼ばれるサラナの地に、その塔はあった。塔の住人たちは、常人には持ち得ぬ寿命と力を持つ。その力と知識で、異世界の接近にともなう歪みを正し、世界を守るのだ―。燃え立つ炎のような髪をもった熾輝は、重い気持ちで今回の任務についた。今度の相棒は、こともあろうに、何度組んでも相性最悪の、魔剣・朱夜叉をふるう凍華なのだ。最低最悪そして最強のコンビが活躍する、果ての塔の物語、熾輝と凍華のシリーズ。 女以外には1mmたりとも優しさを見せない極悪な男、凍華と、人前では被れるだけ猫を被り「人格者」と呼ばれる超悪ガキの熾輝。 心の安定のために絶対に認めようとはしないけど意識しあっている二人がなんとももどかしい(笑)お話です。 ああ、続きを書いてくださらないかなぁ(涙) 今回は絶版かつラブシーン度が低いものばかりだ・・・(笑) 既に出版社さえない(汗)本もありますが、もし興味があれば古書店などで探してみてくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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