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カテゴリ:BL
榎田尤利さんの『歯科医の憂鬱』(キャラ文庫)を読了。
BLがお嫌いな方はスルーしてくださいませ。 マスクの下の怜悧な美貌に、キツい口調。大の歯医者嫌いの新城穂高は、担当医師の三和が怖かった。でも、白衣を脱いだ三和は、穂高の知らない別人に!笑顔を絶やさず、何をされても怒らないなんて、二重人格ってやつ!? 医院の内と外で激変する性格の、どっちが本当の顔なのか。次第に三和から目が離せなくなる穂高だけど・・・!? 私もどうにも歯医者が苦手です。 いつもたーっぷり麻酔を打って頂いてます。実は麻酔注射好き。 だって痛いよりは涎が垂れるほうがマシじゃないですか! でも、お話の中にあるように、歯髄麻酔はいけません!!! (神経に直接、麻酔注射するっていう世にも恐ろしい処置) 一度体験しましたが、あれほど心臓に悪いものはありませんっ!! 診察台から飛び上がり、ぜーったい3cmは浮いたと思う!!! ビクッって心臓が跳ねたし・・・!!! それに、歯医者さんが前の(他の歯医者の)治療痕をぶつぶつ云うのも「ある!ある!」と頷いてしました(笑) とと、歯医者話で盛り上がっている場合じゃないですね。 お話はとても面白かったです! 診察以外では、愛想笑いと謝罪癖のある三和にイライラして、代わりに怒ってしまう穂高がいかにも年下のヤンキー上がりな風情が出てて。 そんな穂高に自分の奥底に眠ってた感情を揺り動かされる三和がどんどん変わっていくところが良かったです。 穂高が三和にアプローチする場面で 「鈑金屋だと、ダメか?」「車ぶつけ放題だぞ・・・何度でも俺が直してやっから」 って云うのがいいっ!(笑) むしろ私にプロポーズして欲しい・・・。 「ぶっちゃけ何人?」(と付き合ったか) 「ふ、ふたり」 「三人目、どうよ先生」 と、押せ押せ(笑)穂高の視点で書かれた表題作でした。 書き下ろしの「歯科医の秘密」では三和の視点でその後の二人が書かれてます。 お互いに、自分の仕事に手抜きすることなく頑張っているところ、でも大事な恋人には腰が引けちゃってるところがとても良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月28日 12時40分27秒
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