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テーマ:ミステリはお好き?(1595)
カテゴリ:外国人作家
ローラ・チャイルズの『ダージリンは死を招く』(ランダムハウス講談社)を読了。
![]() こだわりのティーショップを営むセオドシアは36歳。アメリカ屈指の茶葉鑑定人と、一流の菓子職人の3人で切り盛りする店は、いつも常連客で大にぎわい。毎年恒例の出張ティーサロンは今年も大盛況・・・のはずが、カップを持ったまま死んでいる男が発見されたから、さあ大変。容疑をかけられた大切な友人の無実を証明するため、セオドシアが素人探偵とあって殺人事件に挑む シリーズのものとあってなのか、読者の対するトラップなのか判りませんが、少し消化不良なところがありました。 容疑者らしい人間が、色々嗅ぎまわるセオドシアに対して「用心しなくては」とか「ほおっておけない」なんて思っているくせに何のアクションもないまま、なところとか。 猟犬並みのしつこさで難事件の殺人鬼を逮捕した有名な刑事も出てくるのですが、今回は嫌味ばかりで的外れな印象を残しているところとか。 最後の10ページまで事件が混迷しているところとか(笑) まあ、このシリーズは最新で6作目が出版されているそうなのでもう少し様子を見てみます。もしかすると先の長い伏線かもしれないし(笑) 主人公のセオドシアは美人で頭が良くて友人思い。だけどでしゃばりでも過信するところもないのですんなり受け入れられました。 でも、殺人犯人に殺されそうになっても、その夜のデートに行く気満々のセオドシアって強い(笑) お茶が好きな方には、お茶の豆知識も載っているので楽しめるかもしれません。好きな銘柄のお茶とお菓子を傍に置いて読むにはいいかも。 海外ミステリが続いたので、次は横山秀夫さんの『半落ち』(講談社文庫)にしようかと思ってます。 それとも「わはは!僕だ!」の薔薇十字探偵(笑)を読もうかしら? 迷惑を掛けられてすっごく不本意そうな京極堂が好きなんで(笑) でも『百器徒然袋―雨』(講談社)は新書↓で読んだ気がする・・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月02日 09時43分09秒
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