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カテゴリ:外国人作家
ローラ・ダラムの『ウェディング・プランナーは眠れない』(ランダムハウス講談社文庫)を読了。
![]() 苦情、ドタキャン、神経質な花嫁…今度は死体まで!?ウエディング・プランナーのアナベルが手がけたゴージャスな結婚式で、なんと花嫁の口うるさい母親の死体が発見された。死因は薬物。料理を出した友人の容疑を晴らすためアナベルが事件の真相に迫る!人生いろいろ、秘密もいろいろ。人の本音が見え隠れする結婚式を舞台に、現役ウエディング・プランナーの著者が結婚式の苦悩をユーモアたっぷりに描いたミステリ。 うわーん、読むのが辛かった。どうにも本に集中できませんでした。 一度も笑える箇所なく、ドタバタと内容が過ぎていった印象。 そんな躍起になって事件に首を突っ込まなくてもいいんじゃない?と(笑) ってこれを云ってはミステリものは成り立ちませんね(汗) 「笑い」って別に爆笑じゃなくていいのです。 思わずクスッとか、何気ない一言にニヤリとか。やられたなぁと苦笑いとか。 ちょっとそういうのが見当たらなかったかも。残念。 シリーズ化するようですが、次は買うのに躊躇いそうかも。 今は同じ日に購入したジェイン・アン・クレンツの『鏡のラビリンス』(二見文庫)を読んでます。 ![]() これを読んでるってことは、私は死んだってことね――ある晩レオノーラの元に届いた一通のメール。発信者は数日前事故死した美貌の詐欺師メレディス。そこに残されていたのは、自殺したある女性と古い殺人事件へ繋がる謎のメッセージだった。手がかりは、霧が立ちこめる小さな入り江の大学町。無数のアンティークミラーが眠る大学内の館で臨時司書の職に就いたレオノーラは、同じ謎を追うトーマスと共に危険な探偵稼業に乗り出すが・・・・傑作ロマンティックミステリ こちらはロマンス・ミステリではありますが、この本の方が事件に関わる導入部分に違和感がなくすんなりと入れました。 これは事故死・自殺と片付けられた事件を家族が掘り出して、真実を突き止めたいって云う気持ちが判るから。 絶対殺人だと思っているわけではなく、突然目の前から居なくなってしまった人への気持ちの整理のためとか、偶然みつけた不自然な点が気がかりでとか。 野次馬根性ではないところが真実味があるのかも。 もっともこの二見文庫の本は「恋愛とミステリ」がくっついてますので、純然とミステリが読みたい!という方にはオススメしません。 ジェイン・アン・クレンツはロマンス作家ですから(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月02日 09時42分18秒
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