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テーマ:ミステリはお好き?(1583)
カテゴリ:外国人作家
リンダ・フェアスタイン『誤殺』(ハヤカワ文庫)を読了。
![]() アレックス・クーパーはマンハッタンの地方検察庁で性犯罪訴追課を率いる美貌の女性検事補。ある日、アレックスの別荘に滞在していた親友の女優イザベラが無残な射殺体となって発見された。はたしてアレックスと間違われて犠牲となったのか?捜査を開始したアレックスの身辺に出没する怪しい影。やがて予想外の容疑者の出現に、彼女は絶体絶命の窮地に立たされた!卑劣な犯罪に敢然と立ち向かうニュー・ヒロイン登場。 ポール・リンゼイ(リンジー)の『目撃』(講談社文庫)のときのように、パトリシア・コーンウェルのオススメだったので(笑)買ってしまいました。 彼女の本は読めないけど、オススメにはハズレがないから(笑) ![]() 思ったよりも読みやすい本でした。 主役は性犯罪を主に担当している検事補。たまたま友人の女優に別荘を貸したのに、彼女はそこで殺されてしまいます。 彼女が狙われたのか、それとも女優が狙われたのか。 友人が殺されたこと、現場が自分の別荘だったことから、アレックス自身も親しくしている刑事とともに捜査に協力します。 と、ここまではよくある話ですし、途中でこれはロマンス系なの?と思うとこもありました。 伏線もきちんと書かれてますし、犯人も検討がつきました。 それでも、飽きずに読めたのは、アレックスの自分の仕事に対するプライドとか闘う姿勢が格好良かったからかな。 あと、心に酷い傷を負った彼女を一人にさせないようにアイスクリームと馬鹿な笑い話を差し入れしてくれる優しい友人たちとの関係。 殺人事件の捜査に関するアドバイスをしながらも彼女の本業である、事件もどんどんと飛び込んできます。これも話のテンポを上げている一因でしょう。 ただ、あまりにも数多くの事件があって、読んでいるこちらとしては、それは殺人事件に関係あるの?とか沢山出てくる名前にすこし困惑。 でもまたこのシリーズは読んでみたいかも、と思わせてはくれました。 今度は彼女の仕事に関係のある事件を読んでみたいな。 たばさはレイプ犯や幼児に対する性犯罪者は去勢すべき、な極論女なので、アレックスの働きを応援したいです。 あ、あと私が読みやすいと思った点がもう一つ。 ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』(文春文庫)やパトリシア・コーンウェルのように、あー、殺害方法がエグくないというのがあるかも(苦笑) その他アレックスシリーズ 『絶叫』 『冷笑』 『妄執』 『隠匿』 『殺意』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月12日 13時35分01秒
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