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テーマ:ミステリはお好き?(1580)
カテゴリ:外国人作家
ジル・チャーチル『飛ぶのがフライ』(創元推理文庫)
![]() 親友のシェリィたちと保護者代表として、サマーキャンプ候補地の下見に、隣州へとやって来たジェーン。手のかかる子供たちのいない、絶好の骨休めのチャンスだが、キャンプ場に謎の人影が出没したりして、どうも雲行きは怪しい。案の定、死体を発見してしまうジェーンだが、その死体が忽然と消えてしまい・・・。我が家を離れても事件に巻き込まれる主婦探偵、大望のシリーズ第9弾。 5年ぶり! しかも本国での発表は1997年。今は2007年ですから10年近く前の作品です。 うおーーーーーーーー。 今回は家族ではなく親友シェリィとの脱出旅行。まあ名目は違いますが、子供たちからしばし解放される素晴らしい機会だったのですが、行く先々で死体と遭遇するジェーンの本領発揮です(笑) 子供達のサマーキャンプ候補地の検討をしにきたのですが、熱心さは認めるものの、そこはいろいろと厄介な問題を抱えているキャンプ。 怪しい人物が徘徊したり、奇妙な出来事があったり。 あげくジェーンとシェリィは、同行者の一人の死体を発見するのですが、忽然とその死体が消えてしまって・・・。 感想は。 目くらましの出来事が上手く整理できませんでした。ちょっとあっさりしたお話というカンジ。 これは5年ぶりということで期待しすぎたせいかしら?? でもジェーンとシェリィの掛け合いはいつもながらに面白いです(笑) たぶん、たばさの大好きな息子のマイクがいないのも原因かも(笑) シリーズを最大限楽しむには、やはり子供たちの存在が大きいのかな。 最新は15冊目が出ているようなので、これからの出版を楽しみにしてます! なぜこんなに大騒ぎをしているの?と思いの未読の方、ぜひ1作目から手に取って読んでみてください!(笑) 以前のシリーズ感想はこちら シリーズ一覧はこちらをご参考ください。 さて。 素晴らしい翻訳で私の心を惹きつけてくださった、浅羽莢子さん。 原書なんてムリ!な私にとって翻訳してくださる方々がどんなに有難い人か。 解説を書かれている大矢博子さんがおっしゃるように、浅羽さんが翻訳してくださったセイヤーズ、マクラウドと、どれも素敵で大好きな作品でした。コージーも面白さ、質の良さを教えて頂いたと思っています。 本当にありがとうございました。 ご冥福をお祈りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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