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カテゴリ:日々のこと
わたしが、この作品、博士の愛した数式を読んだのは、出版されて間もない頃だったと思います。 読んだ直接の理由は、テレビ“王様のブランチ”の書評コーナーで絶賛されていたから。 小川洋子さんという作者の名前も、はずかしながら、それまで知らなかったのです。 こんなに、読ませる力のある方だったとは。 もう、ご存じの方も多いと思いますが、ストーリーは、シングル・マザーのお手伝いさんが、事故の後遺症で、80分という短期記憶しか持つことの出来なくなった老数学者の家で働きはじめ、彼女の息子を含めた三人の、コミュニケーションが主軸となっています。 強い感情に突き動かされるのではなく、積み重ねられた日々の、少しづつの生活の断片が、とてもきれいな物語でした。 泣くとは思っていなかったのに、涙がでてくるような、そんな話。 ↑こちらは、文庫なので、買いやすいです。 でも、わたしは、ハードカバーの装丁が、とても好きなんですけどね。 ↑DVDも、いつの間にか出てるし。 映画の方は、どうだったんだろう。まだ、見てないや。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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