食べたり読んだり笑ったり

私は見知らぬ人からよく食べ物をもらいます。

ファーストフードのお店で隣に座った人が、「頼んだポテト食べ切れなかったからあげます」って手付かずのポテトを置いていってくれたこともあるし、転んで手にかさぶたを作ったときに本屋さんで買い物すると、レジうちの人が「新陳代謝のために」ミカンをくれたこともあるし。
受付のバイトをしたときは、板チョコや黒アメをいただきました。
プラカード持ちのバイトをしたときも、女子高生がアーモンドチョコをくれたなあ。
女子校生といえば、こないだ信号待ちをしていると、チロルチョコをくれた子がいたぞ。
大阪に旅行に行ったときは、屋台の焼き鳥屋さんが店じまいだからって余った串を三本くれたし、あ、コンビニで賞味期限ぎりぎりの肉マンとアンマンをもらったこともある。（これは内緒ね、と念を押された。）
前の職場の近くにはケーキ屋さんがあって、私が買いにいくと大体おまけをつけてもらえるから買出し当番はいつしか私になっちゃった。ケーキを五つ買うと、シュークリームが二つついてきたりして。

奈良へ旅行に行ったときは、山の辺の道をふらりふらりと歩いていると、農作業に出かけるおばあさんがふたつミカンをくれました。
「のどかわいたでしょ。畠で食べようと思ってたんだけど、わけてあげる。」
神社の石段に腰掛けて食べたミカンはとてもおいしかったなあ。

昨日、500円玉を落としたおばさまがいて、追いかけていってお渡ししたら、お礼に、とカバンの中からブリックバックのジュースを取り出してくれました。

なんでこんなにいい人ばかりかなあ。
１００パーセントのにんじんジュース、おいしいです。