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食べ頃わんこの楽しい日々

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kanon

Kanon



レビュー


さて、オタクの方たちには、いわずと知れた名作中の名作です。
この作品も、業界を震撼させ、また多くの一般人を魔界人に仕立て上げた罪深きソフトです。
この作品は『ONE』を作った人たちが独立、新たに起こしたブランド「KEY」の作品ということもあり、
出た当初から注目された作品ではあったのですが、期待を裏切らぬ出来で、「元祖泣きゲー」の称号を手にしました。

シナリオに関しては、Hシーンの存在意義を(18禁ゲームとして出しておきながら)否定するかのような、
シナリオになっていて、当時のHシーンについてのいろいろな論争が起きました。
これに関しては賛否両論ありますが、個人的には、この作品に関しては「なくてもいいかなぁ」派です。
これだけのレベルのお話を見せてくれているのに、Hシーンが邪魔! というのはなぁ
とか思ったので。(「いや、あればあったで、嬉しいんだよ?」とかいうところに自分らしさを感じもしますが(笑)

あ、それでシナリオについてですが、 

もうダメだ! は、ハンカチは!ハンケチーフはどこにある!!って感じでした。(ほぼ全キャラ)
あ、シナリオはあゆに関してはホントに別格でした。
というか、攻略する際には、あゆは最後にやることを推奨いたします。
で、泣け。
とりあえず。

なんていうか、エロゲーをやって「芸術的」という作品に対する表現の言葉が頭に浮かんだのは、この作品が初めてだったと思います。

音楽は、これも素晴らしかったです。
というか、とてもこの「KEY」のブランドの音楽は本当にレベルが高いと思います。
他の会社で使われる、いわゆる「エロゲーの音楽」とはずいぶん毛色が違うんですが、
それが、逆にKEYの作品をKEYらしくしているという気がします。

グラフィックは、これが本当にKEYの作品をやるときの第一関門といいますか(笑
いたる絵に順応が出来るか出来ないかで、作品をやる、やらないが出てきてしまっているんですよね。
これは今でも、そういうのがあるみたいですが。
『ONE』のころに比べれば、格段にレベルアップしていると思うんですけどね。
個人的には。
あゆの夕焼けのシーンとかきれいだと思ったんですが。

システムは、特に問題ないですね。
大きいバグもないですし。

キャラクターに関してですが、
個人的には「佐祐理さ~~ん!!!」っていうことで一つ(笑
いや、まぁ…… 今だに、冬にコンビニに行くと「肉まん」を買っている自分がいたりするんですが(笑
そこらへんは、このゲームにはまっちゃった人の宿命だよねー♪


最後に、
この作品は、いろいろとメディア化されたのもあって、
エロゲー作品を代表する1本になっています。
それに、作品として敷居が特に高いわけでもないので
これから、エロゲーをやってみようと思う方には、お勧めの1本になるんだろうと思います。
あの絵を見て、「やらない」とか言い出さない限りは(笑





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