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2016.01.07
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明けましておめでとうございます(1月1日)
 僕は岩波版『中国詩人選集』によって、中唐の鬼才・李賀の詩を知ったのですが、これには74首採られています。大晦日に続いて、チビチビやりながら、これに戯訳を加えて遊ぶことにしました。この訳注を施したのは荒井健さんですが、『國華清話会会報』に寄せた李賀に関する拙文をお送りしたところ、丁重なお返事を頂戴してとてもうれしく感じたのは3年前のことでした。そのなかから、お正月にちなんで「致酒の行」を……。  
  人に無視され落ち込めば 酒を飲まずにいらりょうか
  飲み屋の主人が運び来て 「元気に飲んでよ お客さん
  かの主父偃[しゅぼえん]も長安で 花咲かすまで何年も……
  待ちくたびれて家の人 門の柳を切っちゃった
  むかし新豊のはたごやで 大酒浴びてた馬周殿
  天地はもうろくアホで満ち 一人もその才見抜けない
  天子に宛てた上奏文 遠慮もせずに書いたのに
  たった二行で認められ 監察御史になったとさ」
  雄鶏[おんどり]ひとこえ新しき 夜明けを世界は迎えたが
    俺の魂さまよって 呼び戻すなどできはせぬ
  若者はみな青雲の 志をば持つべきだ
  誰が望まん引きこもり 溜息ついて暮らすこと
 主父偃は前漢の人、馬周は唐の人、ともに極貧のうちに育ちましたが、学問に励んで皇帝に見いだされ、とても高い地位に上りました。飲み屋の主人はこの二人を例に挙げ、李賀を励ましたのですが、彼は弱冠27歳でこの世を去ってしまったのでした。





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最終更新日  2016.08.28 22:20:12
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