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2016.01.10
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カテゴリ:ネコ
サントリー美術館「没後100年 宮川香山」と愛猫タビ(1月9日)
  サントリー美術館から、特別展「没後100年 宮川香山」の案内をもらいました。会期は2月24日から4月17日まで、同封されたチラシには、「欧米を感嘆させた、明治陶芸の名手。」とあり、「名手」には「ファンタジスタ」とルビが振ってあります。
  このチラシの写真を見て驚きました。香山の研究家コレクターとして有名な田邊哲人さんの「高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指」が選ばれ、そのネコの顔が大きくフィーチャーされていたからです。香山といえば、代表作は蟹の花瓶と決まっています。その一つは重要文化財になっていますが、その指定のさい僕も審議委員だったので、これは凄いアーティストだと、改めて深く心に刻み付けられたものでした。
  しかし今回の目玉はネコの水指!! 担当学芸員がネコ・ファンなのか、はたまた今のネコ・ブームを当て込んだものなのか、いずれにしろネコ党の僕としては是非お薦めしたい特別展、印象記はこのブログに必ずアップすることにします。もっとも、香山はネコの持つ妖力に惹かれたのか、ちょっと恐い顔になっています。現在のブームは、ネコの愛くるしさに照明を当てることにより生み出されたものです。
  それを知った上で、この水指を見れば、また新しい魅力も発見できるにちがいありません。とは言っても、やはり僕のタビの方が可愛かった!? 去年の4月4日、15歳で逝去したメスのスコティッシュ・ホールドです。私事ながら、悲しみのあまり、『京都新聞』のコラムに書いちゃったほどです。そのときちょっと引用した日本初期文人の一人、祇園南海の七言古詩「悼猫」を、またまた僕の戯訳で紹介することにしましょう。
  べっこう色の毛はソフト 生まれついてのおりこうさん
  ネズ公出没しなくなり 夜も太平ぐっすりと……
  もらって来てから一年も たたずに何で死んじゃった
  あるいは僕の飼い方に 欠けていたのか愛情が
  膝に抱かれてご主人に 甘えていたのを思い出す
  縁側あたりで子供らを 呼んでいた声まだ聞こゆ
  漢方烏薬[うやく]を飲ませたが 薬効なきを恨むのみ
  牡丹の下に埋め 蘇生 願ったけれど無駄だった
  襤褸[ぼろ]でくるんで丁重に…… 恩を謝したが何になる
  ともしびの前 老人の まなこ涙でかすんでる






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最終更新日  2016.03.21 19:26:53
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