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2016.11.07
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カテゴリ:美術

⑥浅田徹「序論 声から紙へ――和歌の宿る場所」
浅田徹ほか編『和歌が書かれるとき』<和歌をひらく2> 岩波書店 2005

 システマティックな「仮名遣い」を初めて提示したのは藤原定家であり、そしてそれは主に和歌を書写するために考案されたシステムだった。「正書法」に当たるものが必要になるのは、権威化された文書に限られるが、漢文が公式の文体であった日本において、格式ある場面で平仮名が前面に出てくるのは第一に和歌だったからである。

 

⑦石川九楊『ひらがなの美学』<とんぼの本> 新潮社 2007

 書道界では最高の軌範となる平安古筆ですが、詩句の恣意的な改変が目立ち、脱字が少なくないという理由で、国文学の世界における評価はじつは低い。つまり見た目は美しいけれど内容はいい加減だ、というわけです。……これは和歌における「掛詞」と同類の技法が書の書きぶりのうちに反映しているものではないのか、つまり「掛字」とでも呼ぶべき極めて意図的な技法ではないのかと思いいたりました。

 






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最終更新日  2016.11.07 19:59:08



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