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2016.11.25
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カテゴリ:美術

かつてある二月の初めの明け方、降り続いた雨が上がり、宮廷の庭の柳や杏はまさに花を開かんとしていました。玄宗はこれを見て、「この素晴らしい景色と比べれば、ほかはみな取るに足りないものばかりだ」とたたえました。

玄宗はお付きのボディーガードに羯鼓を取りにやらせ、上機嫌で思うがままにその羯鼓を打つと、おのずから一曲ができたので、これを「春好光」と名づけました。見ると柳も杏もみなすでに満開となっているではありませんか。

玄宗は笑いながら、「開花したのは私の作った『春好光』のせいであって、天の花神が開かせたというわけじゃない!!」と楊貴妃に語りかけました。

これは唐の南卓が著わした『羯鼓録』という書物に載っているエピソードだそうです。もっとも原典にあったわけではなく、諸橋轍次の『大漢和辞典』に引用されているところを、僕が訳したものに過ぎません。

『大漢和辞典』の原文には返り点が施されているのですが、はじめ僭越にもその返り点は間違っていると思いました。そこで配布資料では、「これは私が作ったのではない。天の神が作らせてくれたのだ」と「春好光」のことのように訳したのですが、やはり諸橋博士は正しかった!? 上記のように、開花した事実を言ったものと、ここにお詫びして訂正いたします。






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最終更新日  2016.11.25 10:18:17



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