カテゴリ:美術
もっとも、僕がいちばん興味深く感じたのは、「『静かさ』を求める日本の鑑賞者」という一項です。小口さんが書いているように、日本の美術館では、静かにして大きな声で話さないことがエチケット・マナーになっています。 しかし対話型鑑賞法では、館内全体の滞在時間も、一ヵ所当たりの滞在時間も長くなります。数名から10名程度が聞こえる程度のボリュームで話すし、話の展開次第では笑いが生じたりします。おおいに盛り上がることもあるといいます。当然のことでしょう。 しかし、従来の「静かな美術館」を好む入館者にとっては、耐えがたいということになります。事実、小口さんも中高年のご婦人から、ものすごいクレームをつけられたことがあるそうです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.08 10:46:08
[美術] カテゴリの最新記事
|