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2017.01.22
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カテゴリ:美術

 それでは、どうして『源氏物語』の「桐壺」と「貨狄造船」の話が組み合わされたのでしょうか。それを解くキーワードは「蜘蛛」だというのが私見です。

貨狄は中国古代、黄帝の家臣であった伝説上の人物で、共鼓という人と一緒に初めて舟を造ったと伝えられています。日本でもよく知られていたらしく、観阿弥作の謡曲「自然居士」[じねんこじ]に登場します。そのクセの部分を、『新潮古典文学集成』により掲げてみましょう。

 
黄帝の臣下に 貨狄といへる士卒あり ある時貨狄庭上の 池の面を見渡せば 折節秋の末なるに 寒き嵐に散る柳の 一葉水に浮みしに また蜘蛛といふ虫 これも虚空に落ちけるが その一葉の上に乗りつつ 次第次第にささがにの いとはかなくも柳の葉を 吹きくる風に誘はれ 汀に寄りし秋霧の 立ち来るくものふるまひ げにもと思い初めしより たくみて舟を作れり 黄帝これを召されて 烏江[おおこう]を漕ぎ渡りて 蚩尤[しゆう]を易く滅ぼし おん代を治め給ふこと 一万八千歳とかや

 

 





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最終更新日  2017.01.22 06:00:09



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