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2017.02.09
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カテゴリ:美術

又兵衛が和人物の隻に紫の上の話や「賢木」を選ばなかったのは、俳諧において松尾芭蕉が重視した匂い付けのようなものでしょう。もし先の恋文交換の場面を描けば、あまりにも直接的で、ベタ付けになってしまいます。これこそ、源氏元服の話を描きながら、源氏も桐壺帝も登場させなかった又兵衛の美意識だったのです。

 これが私見ですが、廣海さんはまた別の解釈をほどこしています。ぜひ伸彦渾身のカタログをお求めになり、お読みいただきたいと思います。しかし、以前にもアップしましたが、このようなイコノロジーとか図像解釈学と呼ばれるメソッドは、「当るも八卦、当らぬも八卦」なのです。自分はこう思うというに過ぎません。

だからこそ、皆さんにもみずから解釈してみる好奇心をお持ちいただきたいと念願するのです。何もむずかしいことはありません。この屏風にご自身の生い立ちや経験、あるいはあなたが胸に秘めるものの考え方をちょっと投影しながら鑑賞すれば、それは立派なイコノロジーになるのです。






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最終更新日  2017.02.09 06:00:09



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