熊本県上益城郡山都町 『緑仙峡』
熊本県中部を流れる緑川の水源一帯の流域にある峡谷。峡谷内にある緑川水源はくまもと名水100選に選定されている。九州山地を水源とする緑川の上流に広がる峡谷で、峡谷の幅は100~200m、深さは50m~200m。一帯の森はツガ、モミ、などの針葉樹やナラ、ブナ、カエデなどの広葉樹が広く分布する原生林となっており、渓流にはヤマメなどが生息している。四季折々で多彩な変化を見せ、夏は新緑が綺麗で避暑地として人気があり、秋は紅葉の名所として知られている。峡谷には緑仙峡キャンプ場が整備されており、ヤマメ釣りが楽しめる釣り堀もある。緑仙峡キャンプ場。緑仙峡の大自然に包まれたのどかなキャンプ場で、テントサイトの他にバス・暖房・キッチン付きのキャビンとバンガローが5棟ずつある。バーベキューセットなどの貸し出しもあり。釣り堀池。ヤマメ・マス釣りが楽しめる。橋の上から見た緑川。緑川清流。峡谷にある緑川水源から続く渓流は非常に透明度が高く、水深の深いところはエメラルドグリーンに輝いて見え、辺りの紅葉や川辺の落葉とのコントラストが見事。夏は避暑地となり、川遊びを楽しむ人も多いんだとか。キャンプ場から見た山の紅葉景色。キャンプ場のある場所からしばらく上っていく。道路は一本道となっていて、離合スペースもあまりないので車の運転には注意。途中で車が2台ほど停められる駐車場があり、その近くに穿の洞窟へと続く道が伸びている。穿神社。穿の洞窟を御神体とし、かつては緑の宮と呼ばれていた。穿の洞窟。中は鍾乳洞となっており、日向国(現宮崎県)まで続いているという伝えがある。また肥後国誌には「緑川の水源はこの穿の洞窟より出る」と記されており、毎年11月に地元の人々により祭礼が行われている。かつては洞口にしめ縄が張られていたようだが、訪れた時は無くなっていた。内部の探検はできなくなっているので注意。紅葉で岩壁が鮮やかに染まった岩山。緑川沿いの道を外れて山の方へと続く道路の途中、高台から見た景色。綺麗な紅葉に彩られた緑仙峡を一望できた。道は崖沿いの一本道となり、更に狭くなっていて車で上るのは危険なため、上り口の駐車スペースに車を停めて歩いて上がって見るといい。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村