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カテゴリ:長崎県
多良岳の東麓に広がる畑にある、日本一のオガタマノキ。国の天然記念物に指定されている。
樹高20m、幹周り9.1m、推定樹齢は1000年以上。オガタマノキは本来、成長すると樹高15m、幹の直径は80㎝になると言われているが、この木はそれよりも遥かに大きく、オガタマノキとしては日本一の大きさを誇る。かつては建築材として使われ、木の一部を伐採したところそこから沢山のひこばえが生え、今の姿になったと言われている。 オガタマノキのオガタマという名前は、招霊(おぎたま)という言葉が転訛していったもので、古くから神を招くという縁起の良い伝えがある。神社でよく植栽され、中には御神木になっているものもあり、神事に使われる場合もある。また、日本神話において天鈿女命(アメノウズメノミコト)が天岩戸の前でオガタマノキの枝を手に持って踊ったという伝えも残っている。 1997年(平成9年)にトヨタ カムリグラシア4WDのCMに採用されたことがある。 ![]() ![]() ![]() 小長井のオガタマノキの全体像。高台に広がるのどかな田園地帯にあり、周辺には木々が生い茂っている中、高い樹高に加えて大きく広がった枝を持つオガタマノキは一際目立つ。すぐ近くには車を何台か停められる駐車場がある。 ![]() 天然記念物の碑。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 根の部分。木は石垣から突き出るように立っていて、根はまるで数本の木を束ねたようになっている。オガタマノキの幹の直径は80㎝になると言われているが、一目見てそれより遥かに大きいことが分かる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大きく広がった枝。いくつかに分かれた太い幹から無数の枝が伸び、細い枝には沢山の緑色の葉が付き辺りを覆い、影を作っている。2月になると黄白色で根元が紫紅色の花が咲き、ほのかな香りを放つのだが、2月下旬に訪れた時は既に散華しており花弁は地面に沢山散らばっていた。 ![]() 葉。常緑樹であるため変色や落葉はせず、いつも濃い緑色で表面は光沢がある。 ![]() ![]() ![]() 裏側から見たオガタマノキ。 ![]() 高台から見た田園。右に流れている川は長里川。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.03.17 21:31:39
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