|
カテゴリ:三重県
読みは「なごのおおくす」。鈴鹿市南長太町の田園に自生する、クスノキの巨樹。県の天然記念物、県指定文化財、景観重要樹木に指定されている。
樹高26m、枝張り東西30m、南北35m、目通り直径2.9m、樹齢は不明(推定1000年?)。長太町の田園の中に1本だけ立つ、鈴鹿市のシンボルとも言えるクスノキの巨樹。周囲は田園となっているのでとても見通しが良く、近鉄名古屋線を走る電車からもその雄姿が眺められる。近年は樹勢の衰えが見られ、地元の方々によって枯れ枝の除去や周囲の土壌改良などの対策が進められている。2012年(平成24年)に三重県で初となる景観重要樹木に指定された。2020年(令和2年)に落雷の被害を受け、葉のほとんどが落葉し枝も一部が枯れてしまった為、現在も治療が進められている。 かつて木が立っている場所に大木神社があり、クスノキそのものが神社として祀られていたと考えられている。現在も木のそばには式内社の碑が立っている。 ![]() ![]() 遠くから見た長太の大楠。広々とした田園の中、そのど真ん中に長太の大楠は立っている。周囲には景観を邪魔するものが何一つなく、一際大きな存在感を放っている。 ![]() 歩いて大楠の近くまで。 ![]() ![]() ![]() 長太の大楠の全体像。遠くからでも十分大きく感じられるが、近づくとそのスケールに圧倒される。長きにわたって風雨に晒されながらもずっと立ち続けている様子には力強さを感じられる。しかし2020年(令和2年)に落雷を受けた影響で葉がほとんど散ってしまい、小枝が全て裸の状態になっていた。落雷を受けていたとは知らず、本に載っていた写真とは随分違う姿だったので最初に見た時は驚いた。周辺は大楠以上に高い建造物がないため、ここに雷が落ちたらいつかは命中する運命だったんだろうが…避雷針を立てておかねばいつかまた危機に晒されそうだ。 ![]() ![]() ![]() 式内社大木神社の碑。嘉永年間に書かれた「勢国見聞集」にはこの地にある大楠を大木神社と言い、式内の社であるという記述があり、古くは大楠そのものを神社として祀っていたと考えられている。手前には石灯籠が一対立っており、根元には祠もなく、賽銭箱しか置かれていないことから大木信仰は今も続けられているようだ。 ![]() 近くに置かれていた太い枝。落雷の時に落ちたものだろうか? ![]() ![]() 幹。しめ縄が巻かれている。根元の部分は空洞ができているのか、コンクリートで補強がされていた。根元周辺には新しい芽が沢山生えて葉を付けており、樹勢の回復を感じさせる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 天に向かって高く伸び、大きく広がった枝。上部の枝は全体的に裸の状態だが、下部の枝には新しい葉が付いており、少しずつであるが樹勢も回復しているようだ。 ![]() 周囲の田んぼの稲は実りを付けていた。 ![]() 田んぼと長太の大楠。田んぼに水が張られた直後だと、大楠が水鏡に写り美しい光景を作り出す。特に夕方の景色は絶景。 ![]() 曇り空から太陽が姿を現し、後光を浴び光り輝く大楠。偶然写った光景であるものの、どこか神々しさを感じられた。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.10.28 21:30:02
コメント(0) | コメントを書く
[三重県] カテゴリの最新記事
|