|
カテゴリ:静岡県
日本武尊、草薙の剣にまつわる伝承が残る神社。
御祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。景行天皇第二皇子にあたり、熊襲討伐・東国征討を行った神として知られる。出世開運、火難除け、開運厄除、武運長久などの御利益がある。 日本武尊は叛いた東国の蝦夷を平定する為に吾嬬国へと赴くが、途中で賊が日本武尊を焼き殺そうと野原に火を放つ。日本武尊はおばである倭姫命(ヤマトヒメノミコト)からもらった天叢雲剣を抜き、辺りの草を薙ぎ払った後に火打石で火を点けた。火は賊の方へとたなびき、日本武尊は無事に難を逃れた。この出来事によってこの地の名前は草薙と呼ばれるようになり、天叢雲剣は草薙剣と呼ばれるようなった。123年(景行天皇53年)に景行天皇が息子である日本武尊のゆかりの地を巡幸され、9月20日にこの地に到着し日本武尊を奉祀され、草薙剣を御霊代として奉納されたのが草薙神社の起源であるという。草薙剣は686年(朱鳥元年)に天武天皇の勅命により熱田神宮へ奉祀されることとなった。927年(延長5年)にまとめられた延喜式神名帳では「草薙神社」と記載され、式内社に列した。日本武尊の伝承から、古来より武家から信仰されていたという。1871年(明治4年)の近代社格制度では郷社に列し、1879年(明治12年)に県社に昇格した。現在では1800年以上の歴史を持つ静岡市を代表する古社の一つとして氏子を筆頭に崇敬を集め、2023年(令和5年)に創建1900年を迎えた。 1月に元旦祭、2月に節分祭、4月に春季例大祭、7月に七夕祭と祇園祭、9月20日に秋季例大祭が行われている。秋季例大祭は神社の創建の日に行われ、県指定無形民俗文化財に指定されている龍勢花火が打ち上げられる。 ![]() 石鳥居。参道入り口にある正面鳥居。ちなみにかつては草薙駅近くにコンクリート造の大鳥居があったが、2020年(令和2年)に撤去されている。 ![]() 社号碑。 ![]() 日本武尊の像。御祭神である日本武尊の石像。参道入り口のすぐ左手に立っている。 ![]() 御神木の大楠。市指定天然記念物に指定されている。樹高約15m、周囲約20m、樹齢約1000年。中はすっかり朽ちており大きな空洞ができてしまっているが、今なお枝を伸ばし葉を茂らせ、御神木に恥じない生命力の強さを見せている。 ![]() 手水舎。水は張られていないが花手水が作られていた。 ![]() 随身門。左側に右大臣、右側に左大臣を安置している。 ![]() 拝殿前に飾られていた風車。 ![]() 拝殿。入母屋造の銅板葺。 ![]() 本殿。三間社流造の銅板葺。日本武尊を祀る。 ![]() 日本武尊と丙午が描かれた絵馬。今年の干支にちなんで作られたもの。 ![]() 本殿左にある摂社。左から浅間社、山神社、八幡社、子安社、加茂社、内宮社。 ![]() 本殿右にある摂社。左から住吉社、春日社、愛宕社、白髭社、厳島社、稲荷社、荒神社、天神社、天皇社。 ![]() 舞殿。戦前まではここで稚児舞が奉納されていたそう。 ![]() 銅製神額。舞殿のすぐ隣に置かれている大きな神額。かつて拝殿か鳥居に掛けられていたものだろうか?それにしても大きいが。 ![]() 草薙神社会館、社務所。授与所も併設。 ![]() 草薙神社弓道場。静岡市の学生が練習の場として使用している。かつては節分祭の時にここで鳴弦式が行われていた。 ![]() 龍勢花火資料展示室、龍勢保存会倉庫。 ![]() 龍勢花火の見本。龍勢花火は県指定無形民俗文化財に指定されている。流星花火とも書かれ、9月の神社創建の日に行われる秋季例大祭では、祭りの日に近い休日にこの花火が打ち上げられる。元々は戦国時代の狼煙が由来で、駿府城の守りとして当地に技法が伝わり更に改良が進められ、安政年間に草薙神社の秋季例大祭に打ち上げが行われ今に伝えられている。構造は約15mの竹竿にロケット式火薬噴射竹筒を結び付け、上端に花火を仕込んでいる。それをヤグラに掛けて火薬噴射竹筒に点火し、上空に打ち上げるようになっている。簡単に言えば市販のロケット花火をそのまま大きくしたようなもの。 ![]() 裏参道の鳥居。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.01.18 22:00:01
コメント(0) | コメントを書く
[静岡県] カテゴリの最新記事
|