宮崎県東諸県郡国富町 『大坪の一本桜』
国富町の田園地帯の中に立つヤマザクラの巨樹。樹高15m、幹周約400cm、推定樹齢は100~150年。田園地帯の中にある小さな丘の上に根を張り、天に向かって大きく枝を伸ばしている。ヤマザクラであるので開花の時期が早く、宮崎県でソメイヨシノが開花となった頃に見頃を迎える。地元の人々からは神木として崇められ大切にされている。根元には1673年(寛文13年)に建てられた石碑である庚申塔がある。見頃の時期を迎えると夜にライトアップが行われ、臨時の駐車場も設けられる。遠くから見た大坪の一本桜。田園地帯に1本、大きく枝を広げているヤマザクラは一際目立つ。近くで見た大坪の一本桜。訪れたのは3月下旬。まだ5分咲きといったところだった。下から見上げた桜の木。幹から伸びただんだん細くなっていく枝は薄いピンクの実りを付け、天を覆うようにして広がっている。根元。田園の中心にある小さな丘をがっちりと掴んでいて、その様はまるでタコの足、もしくはタカの足が丘を掴んでいるかのよう。幹の中に埋め込まれるようにして建っている庚申塔。1673年(寛文13年)に建てられたもの。庚申塔というのは、中国の道教思想に由来する庚申講(60日に一度の庚申の日に神仏を祀り、健康長寿を祈って夜を眠らずに過ごす行事)を行った記念に建てられる記念碑。古くはこの講が地域の親交を深める大切な行事であったといい、一本桜の由来ははっきりとしないものの、この講が関係しているのではないかとも一説に考えられている。細く伸びた枝の先に咲いたヤマザクラの花。菜の花畑と一本桜。見頃を迎えた時期だけ見れる特別な景観。何ともフォトジェニックな景色で、通りかかった人たちは車を停め、写真を撮っていた。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村