2005/01/16(日)00:21
ワイ島(コワイ)
私は海が好きで、タイに行くときには、ときどきサンゴの綺麗な島へ潜りに行きます。潜るといってもシュノーケリング程度ですが。
以前は、二日かけて、バスとボートで南タイのコタオ(タオ島)までよく出かけていました。この小さなコタオにはダイビングショップがかなりあり、ダイバー達でにぎわっています。個人的には、思い出の地というか因縁の地で、ここでバンガローを経営しようとして失敗した経験があります。このことについては、いつか別な機会に書きたい。ともかく、潜るにはなかなか綺麗な島です。
コタオはプーケットやコサムイと比べて野性味のある島で、贅沢なリゾート地のホテルライフより、ロビンソン・クルーソーのような島暮らしの味わいができるところ。しかし、バンコックからバスとボートで二日はかかるので(片道)、短期旅行で日程に余裕がないときは行けません。そこで、バンコックに比較的近くて、サンゴの綺麗な島はないかとあちこち捜しました。コサメット、コチャン、コマークなどいろいろ行きました。そして見つけたのが、このカンボジアに近いところにあるコワイです。この島のサンゴはコチャン近辺では最高です。ここなら、バンコックを早朝出発すれば、夕方には島につけます。
まず、行き方は、
バンコックのエカマイ(東バスターミナル)まで行き、200B弱(600円しない、料金はバス会社によって異なる)で切符を買って、カンボジアに近いトラートまで行く。次にトラートからソンテオ(乗り合い自動車)に乗り(初めての人はなかなかこのソンテオ乗り場が見つけられない)、港があるレンゴップまで行く。20Bで30分ほどかかる。この港でコワイ行きのチケット片道130B(往復だと少し安くなる、現在もっと値上がりしてるかもしれません)で午後3時のボートに乗ってコワイに行く。約2時間半かかります。
ホテル、食事
島にホテルはありません。質素なバンガローのみ。数件あるバンガローのなかで一番のおすすめが、Ko Wai Pradaise。
別に恐くはありません。トイレ、シャワーは共同、部屋は200Bから。ここのオーナーはオーストリア人の女性らしい。まだ話したことはありませんが。食事はシンプルですがおいしい。何よりもこの素晴らしいローケーションですから、食が進む。
この島のウリ
この島の一番のウリは、ビーチから10数メートルいったところからはじまるサンゴです。このコワイ・パラダイスのオーナーの指示なのか、バンガローの前の海は漁船が近づかず、サンゴや貝が多数みごとに保たれている。私はタイのかなりの場所でシュノーケリングしてますが、こんなところはほんとうにめずらしい。はっきり言って、ほとんどのビーチでは、まず地元の漁師達が、食べれる大きなシャコ貝などを取ってしまっているため、客が潜る以前にすでに荒らされてしまっている。ビーチは白砂のパウダーとまでは行きませんがまあまあ。
貝や魚たち
シャコ貝、、、数が多い、大きいのもあり。カキ、、、岩肌にくっついているカキ多数。他の島では、大き目のはほとんどタイ人に取られて食べられてしまっている。トコブシ(アワビ)、、、ここでは全然見かけなかった。その他巻貝多し。
どこにでも見られる熱帯魚いろいろ。次は、私がお目当ての釣りたい魚。プラタ・カウ(タイ語ですが、目玉の白い魚)多数。プラー・トッケー(タイ人はこう呼んでいるだけで、別にトッケーのような雰囲気はない)。この魚は海底を泳いでいる。これのでかいのは、トムヤム(辛いスープ)にするとおいしい。ときどき釣って、トムヤムを作ってもらう。
この島に来たときには、よくウニを取って食べます。大きめのを2個食べれば十分満足。北方産のと比べると、味はちょっと落ちますが、なんてったって新鮮なのを自分で割って、マナオ(レモンのような味がする)をかけて食べるので、最高! 欧米人やタイ人に気を使って、バンガローからだいぶ離れたところで食べてます。この島では、まだアワビは見つけてません。
海に行くとだいたいそうですが、シュノーケリング・フィシング(私の造語)をします。どういうことかというと、シュノーケリングしながら同時に釣りをするということ。危険を伴いますが、してみるととにかくおもしろい。魚が実際に食いつく状況を、自分で見ながら釣るのですから。これをすると、普通の釣りがバカバカしくてできなくなるほど。こんなおかしなことをしているのは、おそらく日本人では私ひとりではないかと思っています。このシュノーケリング・フィシングについては、別の機会にまた書きます。
ひなびたバンガローでの暮らし
裸電球ひとつあるような、質素なバンガローでの生活には、
好きな時間を過ごすためのアイテムが必要。私の場合は、小説や短波放送ラジオ、将棋など。ひねもす、のたりのたりの海のそばで、潮風に吹かれながら、ハンモックに揺られながら、小説を読む。ウーン、なんという至福の時間が流れていく。朝起きて、静かな海を見ながらの朝食もいい。
しかし、今回のような大津波のケースがありますから、慎重に場所を選んで、また危険対策も考えたうえで、行動しなければいけませんね。