旅とインドシナ浪人★タイ・ベトナム・カンボジア・激安情報ブログ

2005/01/29(土)03:30

サイゴンで朝食を!

ベトナム(67)

昔フランスの植民地ベトナム(カンボジアもラオスもそうですが)、フランス風のおいしいパン(バゲット)が食べれる。朝は洋食が多い自分は、バンミー・サンドイッチ(フランスパンにハムや野菜などをはさんだもの)とカフェ・スー・ダー(ミルク入りアイスコーヒー)です。これで80円ぐらい。 このフランスパンはベトナム中どこで食べてもおいしい、いわばベトナム人の国民食。屋台でサンドイッチを作ってくれるときは、パンを温めてくれるので、焼きたての食感が味わえる。日本では、フランスパンは日常食べる日本の食材と比較すると、高いですが、ベトナムでは完全に国民の食品となっているので、値段は安い。フランスパンの小さいのは一本10円ぐらいから。 タイ、フィリピン、インドネシアはこうはいきません。トーストにマーガリンやジャムになります。街のいたるところにあるカフェや、いつでも食べれるフランスパン。サイゴンがプチパリといわれるゆえんですか。ずっと住んでいると、ベトナム人に疲れてくるのか、どこがパリに似ている?と思ってきます。でも、他の東南アジアの国々と比べると、サイゴンが最もフランス的、パリ的にみえます。 ベトナムの朝食の素晴らしいのは、その種類の多さです。 パック旅行でホテルに泊まり、朝からブフェでいろんな料理をたくさん食べると、何がなんだかわからなくなってしまう。やはり、一番いいのは、今朝はフォー(ベトナム風うどん)、次はお粥、それからフランスパンの朝食という風にわけて食べること。それぞれ、専門店や屋台があるので、ホテルの朝食で食べるよりもおいしいことが多い。 私はサイゴンでは、ファングラオ地区(サイゴンのカオサン!?)に泊まります。ちょっと路地を中に入ると、朝は早くからいろんな屋台オープンしていて、何を食べるか迷うほど。ブンリュウ(米の麺に揚げだし豆腐や、ブタの血を固めたものや、モヤシをはじめ野菜がたくさんついてくる)、フォー(鶏肉か牛肉を入れるか選んで食べるベトナム風うどん)、ブンボーフエ(フエスタイルの辛口のうどん)、バンカン(半透明の歯ざわりがシコシコする麺、店によってはカニ肉をのせた麺を出しているところも)、お粥、焼きソバ、豚肉を焼いてご飯にのせたのを食べさせる店、などなど。どれも一品50円前後で食べれます。 麺類で私のお気に入りは、ブンリュウです。いつも行く屋台のおばちゃんはもう引退したのか、今はその娘さんがひとりで店を切り盛りしています。次から次と客がやって来て、隣の店には申し訳ないほどの繁盛振り!ここは外国人であっても絶対ぼりません。エライ! 外国人とみると吹っかける店が多いですから。風呂屋の椅子のような小さいのに、腰掛けて食べていると、たまに私を知っている女性がうわさ話をしたりします。私のすぐそばでですよ。ベトナム語で早口で。簡単な会話なので、だいたいわかります。ベトナム語は声調はあるが、ひとつの単語がかなり短いので、日本語と比べると、短い文章で多くの情報を伝えることができる。このベトナム語の利点(?)が思わぬところで、落とし穴になることが、、、その話は後ほど。 麺を食べた後はだいたいお決まりのカフェで、ミルク入りアイスコーヒーを飲みます。そこでトイチェー(若者)新聞を読んだり(正確に言うとながめたり)、今日のスケジュールを考えたり、周囲の客の観察をしたりします。観光客がその店に来たりすると、バイクの運ちゃんのいい餌食になり、いろいろとしつこく質問されたりします。とにかく彼らは厚かましいですから。自分の周囲にいる、興味ある外国人にはどんどん声をかけていきます。フランスのパリのカフェなんて雰囲気ではありません。一人旅で話し相手のいない人はいいかもしれませんね。もし、いい人に声をかけられたらですよ。 ここまで書いてきて、なんか、あの濃厚なベトナムコーヒーが飲みたくなってきました。 それでは、今日はこの辺で。

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