旅とインドシナ浪人★タイ・ベトナム・カンボジア・激安情報ブログ

2005/06/09(木)00:06

◇ 金持ちが世界をかき回す

グルジア、ウクライナと政変が起きて、キルギス、ウズベクで政情不安になっており、カザフやアゼルバイジャンでも反政府集会が起きている。 これは、内からの民主化要求ではなくて、投資家ジョージ・ソロスのソロス財団などが、多額の金を反政府(野党など)グループに援助して、起こそうと企てている、外からの民主化である。いわゆる内政干渉である。わが国では、西側及びイスラエルよりの報道しか一般には入らないので、ロシア、及びCIS諸国の意見というのが、よく伝わってこない。 "divide and rule" 国を分断して統治するという考え。今の時代、植民地を作ることは不可能なので、非民主的と思われる国を選んで、反政府グループや野党に資金援助して、新米政権を作るということなのであろう。アメリカ帝国に従う新しい属国郡を作るということか。最終的には、フィリピン、台湾、日本、韓国、キルギス、ウズベク、トルクメニスタン(まだこれから)、その他の国々で仮想敵国、中国の包囲網を作ろうということなのであろう。 米国が何をやろうとしているのか、実際にやってきたのかは、アジアにおいてはいまひとつよくわからない。一旦アメリカ大陸に目を移してみれば、ことは歴然とする。米国の隣人カナダ、メキシコ、及び中米、南米の人達がアメリカをどうみているのか。どれだけアメリカ帝国主義の、表向きは民主化を標榜した強引な介入を嫌がっているかがわかる。 ベネズエラのチャベス政権を倒すべく、米国は圧力をかけているが、これも明らかな内政干渉だ。こんなことを米国は世界中で行っているから、嫌われるのだ。世界中でもわかる人はわかっている。米国の唱える民主化や人権の胡散臭さを。 悲しいかな、CIS諸国の人達は。金がないために金でつられて反政府活動をして、国家を騒乱の渦中に引きずり込んでいる。確かに独裁者的指導者の下で圧制に苦しんでいる人はいるでしょう。しかし、他国が干渉すべき問題ではないでしょう。問題があるのなら国連を通して、解決しようとするのが、まともな方法ではないのか。 現状は、私には第3次世界大戦に向けての序曲に見える。アメリカが中国(ロシア)に対して少ない労力で完全に勝利できる体制の構築をしている状況である。ロシアと中国は国内の混乱もあり、現在は完全に守勢に回っている。 それにしても人間とはかくもおろかなものか。先の大戦から60年しか経っていないのに、またぞろ大きな戦争の準備を始めている。聖書の預言を信じたくはないが、世界最終戦争の「ハルマゲドンの戦い」が実現するのであろうか。 近年の日本人は、平和志向で世界にも貢献してきたと思う。我々が広島、長崎で受けた原爆投下の苦い経験は、日本だけが世界に向けて発せられる平和のメッセージだと思う。 一匹のゴリラが暴れ始まると、今まで平和に暮らしていた他の動物たちも巻き添えにあってしまう!

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