2007/09/24(月)09:35
◇ ドルのほぼ全面安
ドルはこのところ主要な通貨に対して全面安の状況です。円に対してはそれほどではありませんが。特にひどいのが隣国のカナダドルに対してです。ここ6ヶ月でなんと約40%の値下がりです。
もしカナダに暮らしていて、カナダドルがあるなら隣国アメリカに旅行してみたいものです。半年前に比べて、カナダ人にとってはアメリカの物価が半分近くになっているわけですから。こんなことは普通先進国の中では起こらないと思いますが。
アメリカ経済の悪さが、通貨のレート上はっきりと暴露されているわけです。日本だけはアメリカの圧力でまだそれほどの円高にはなっていませんが。カナダの経済がそんなにいいのでしょうか。よく分かりませんが、最近石油、金などの商品相場が上がっているので、金をはじめとする鉱物資源に豊富なカナダの通貨が見直されているのだと思います。とうとうアメリカドル対カナダドルが1対1を切り、カナダドルの方が米ドルより強くなりましたから。まさに歴史的なことだと思います。
カナダドルがこれだけ強くなってくると、日本人にとっても以前よりも物価高になって行きにくくなるのが残念ですが。