旅とインドシナ浪人★タイ・ベトナム・カンボジア・激安情報ブログ

2007/11/07(水)17:54

◇ ドルの全面安

このところドルはだいたい下げ基調でいいところがありません。評論家によっては、ドルの通貨の終焉も近いという人もいます。円に対してだけはそんなに極端に下げてはいませんが。 対ユーロ、オーストラリアドル、カナダドルなどに対してはひどいですね。特にドル/カナダドルのチャートを見ていると、右肩下がりで、丸で底なしの地獄に落ちていくような感じで下げています。最近は石油を初めとして、金、農作物などの相場が上昇していて、特に資源国のカナダ、オーストラリアの通貨は強い。 2年ほど前にビルダーバーグ会議でキッシンジャーが石油は近いうちに1バレル150ドル近くまで上昇すると言っていましたが。私もそのことをこの日記に書きましたが、友人は誰も信用していませんでした。石油の実勢価格はバレル30から40ドルぐらいなのでしょうが、投機筋が無理やり押し上げている状況です。現在では石油が100ドルまで上昇するのを疑う人はいないでしょう。 一国の通貨は株と違って破産して0になるということはないでしょうが。それにしても、アメリカ経済の将来は暗いですね。サブプライムローンの焦げ付き問題はこれからまだまだ出てくるでしょう。 一転、隣のカナダの景気は好調で、カナダドルも数ヶ月前と比べて対アメリカドルで2倍近くに上昇しています。まず通常ではありえない状況です。海外旅行するカナダ人にとっては最高ですね。東南アジアでも、カナダドルを米ドルに両替してから現地の通貨に両替すれば、2倍とはいいませんが、かなりのプラスになります。 円はといえば強制的に金利の上昇を抑えられていて、しばらくどの通貨に対してもレートの悪い状態が続くでしょう。スイスフランと並んで不人気通貨です。

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