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冬のお遍路は本当に人が少ない。歩きはもちろんだが、車お遍路も数ヶ所の雪のために、スタッドレスタイヤやチェーンを準備するのが面倒なのかもしれない。 しかし、数少ない冬お遍路さんの中にも猛者がいる。 先日、79歳で夫婦で205回目を回っているという夫婦に出会った。いくら車とはいえ、すごい回数だ。 正直、何が得られたか聞きたくなる… もう習慣になって、趣味の一つになっているようだ(-.-;) と、思ったら、とあるお遍路休憩所で530回目と言う86歳のおじいちゃんに出会う。こちらは戦争時の神風特攻隊の生き残りで、皆の供養に回っているそうだ。こういう供養もあるんだと感心した。 そして明らかな職業遍路に出会う。二十歳ぐらいの初めてのお遍路に声をかけ、「もう十年近くまわってます。弘法大師に近づくために…」と言いながら近づく。相手が尊敬し始めたら次の手を打つのだろう。 ワシが「そういえばあの○○番寺はなんて名前でしたっけ?」と聞くと、答えられない。 「お経のこの部分の唱え方がわからないので教えてください」と言うと、急に荷物背負って逃げ出した(°□°;) こういう若いのを騙して案内料だと金をとったり、無料善根宿に連れて行き、荷物を置かせて周りを案内しているうちに他の仲間の職業遍路が荷物をとってしまう…と言うことも良く聞く話だ。 ネットなどでも問題視されていたので知っていたが、何も知らない初心者遍路はコロッと騙されるのだろう。 こういう形で色んなお遍路さんがいる。 参考になる人もいれば、仕事にもつかず、人を騙して生きているお遍路… お遍路とは俗世間から離れた修行ではあると思うけれど、お接待はじめ無料善根宿や無料休憩所など、俗世間の恩恵で回れているのだ。 それを忘れてはならない。 今35番寺、つぎは青龍寺…そう、朝青龍の名前の由来の寺である。少々離れてるが、頑張りますo(^-^)o お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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