2009/7/12 ソフィアがやってきた 末富主人 山口富藏 さん
京都新聞の日曜版 ing kyo に、「ソフィアがやってきた」というコーナーがある。 京都在住(出身)の著名な方が、京都の小学校で授業をする、というもの(なんか、どっかのお役所風テレビ局でも以前似たような番組があったような・・・)。 2009/7/12 は、京菓子司 末富 のご主人、山口富藏さんだった。 で、もちろん、授業は、京菓子について。 京菓子、っていったい何なのか。 (以下、記事の抜粋。()はdannan注 太字もdannan) 最初に、お菓子(=京菓子のこと)には、季節感が大切だといいましたね。お菓子の中で一番大切なのは、春夏秋冬、季節を表すことなんです。それに、日本の季節には四季に加え、「お正月」というものがあるんやね。新年という季節から始まって、春夏秋冬といく。この世界中にない季節を表すのが、日本独特の京菓子の特徴なのです。 (都の春 行く春 氷室 七夕 白露 着せ綿 雪の山道 など具体的な京菓子の写真を見せたあと)季節は感じられたかな? あまり、具体的な形はしていませんがそれぞれ名前とあわせると、イメージがわいてくるような工夫がしてあります。この、ぼんやりわかってくるというのが、京都の特色なんやね。 季節感、名前をつけること、きれいかどうかなど、お菓子(=京菓子)のポイントについて話してきましたが、花より団子の例えもあります。、一番大事なのは、何といってもおいしいあんを作ることが基本。 『授業を終えて』京菓子は、四季と深くかかわる日本文化のひとつ。単なるスイーツではないということを知ってほしいと思いました。 (以上、抜粋) とまあ、ざっとこんな感じ。 京菓子で、一番大切なこと、が少なくともふたつはある^^ というか、実は、季節感、名前(銘)、きれいかどうか(造形・姿なり・色の美しさ)、おいしいあん(おいしい餡はすべての京菓子の基本中の基本)、この四つのどれもが大切だと。 だから、単なるスイーツではない。 つまり、食べる時も、この四つをよく味わってくださいね。。。