不幸なブリュット リンデマン BIN25 ブリュット NV オーストラリア 2006/1/3
世の中、間が悪い、っていうことがあるもので・・・・ このリンデマンもちょっと、間が悪かった・・・・ 元旦のアラン・ロベールの余韻がさめやらぬうちに、抜栓という運びに。。。 しかも、そのアラン・ロベールときたら、価格もかなりだったが、価格を超えて素晴らしかった。奥さんはともかく、僕に至っては、去年のグリュオーやカノンもよかったけど、それ以上に、今まで飲んだワインの中でもっとも素晴らしいものの一本・・・とまでしきりに感銘している始末(なんか最近好みが変わってきたのかな・・・以前はボルドーが一番って感じてたけど、ブルゴーニュやシャンパーニュの方につよくこころ惹かれる。赤はブルゴーニュのピノ、白はシャンパーニュのブラン・ド・ブラン)。。。 そのうえ、このリンデマン、お安いということでなんともかる~いとり扱われよう・・・ 色や匂いの観察もほどほどに・・・・というか、(普段は色や匂いや印象をノートに書き留めているのに、それもパスして)ほどんど観察しないまま、口の中へという運びに。。。 ん~・・・・なんか、口の中にヘンな苦み。。。 しかも、比べること自体が反則だとはわかっていても、脳裏によみがえってくるのはアラン・ロベールのことばかり・・・ 何とも、間が悪い。一口ごとに、感銘が深まるのは、アラン・ロベールの素晴らしさばかり。まるで、アラン・ロベールを引き立てるために今ここに存在しているみたい・・・ しばらく、これはこれと自己暗示をかけながら、何口か飲み、ようやく、何とか、舌をチューニングしなおしたが・・・ なんだか、ぼってりしていて、スタイリッシュじゃないな・・・ グリーン・ポイントのほうが、よかったような。。。 と、常に劣っているものとして比較されっぱなし・・・ なんとも、不幸なワインが、また一本。。。。