そして、ひと粒のひかり
★★★★☆原題は「MARIA FULL OF GRACE」 事実に基づいたストーリー。17歳の少女が、アメリカへ麻薬を運ぶストーリー。コロンビアでは実際に起こっている事件だが、麻薬の運び屋として、その運び屋の胃の中に麻薬を飲み込み、税関をすり抜けるというもの。 もちろん、胃の中でその麻薬が漏れてしまえば、即死。コロンビアの農園で働いていた少女が上司とのいざこざで仕事を辞めてしまう。首都、ボゴタを目指してバスを待っているところに、知り合った男性からその麻薬の運び屋の商談を持ちかけられる。 向かう先はニューヨーク。果たして、少女は無事に62粒の飲み込んだ麻薬を運ぶことが出来るのか? 観ていて、こっちまでハラハラしてしまう映画です。実際にコロンビアでこのような事件が起きているのは、悲しいけど、生きるための現実がここにあるのだな、と感じてしまう。 全編を通してスペイン語。コロンビアには一度行ってみたいが、やっぱり一人で行くとなると考えてしまう。主演のカタリーナ・サンディノ・モレノの演技は素晴らしい。