住まいブログ(岐阜県各務原市近郊の住宅情報)

2006/02/25(土)08:15

超低金利で304兆円の「損」

住宅ローン・保険・税金(55)

 日銀がバブル崩壊後の超低金利で家計が得そこなった金利収入が累計で304兆円にのぼることを明らかにした。 1991年の家計の受取利子額(38兆9000億円)が2004年まで続いたと想定した場合と、実際に受け取った利子額との差で出した。1年物の預金金利は91年時点で6%前後だった。 上記の記事だが、いままで家計に入ってきた利息収入がほとんど入ってこないので消費が伸び悩む一因ではあるが、では「得」をした人はだれなのだろうか? 預貯金を持っている人は損をするが、借金をしている人は低金利で得をしているはずだ。それでも利息は支払っているので、得をしているという感じはないが、預貯金を持つ人の利益を借金のある人に移しているとも考えられる。 借金のある人は、もちろん住宅ローンを組んで家を建てた人もそうだし、膨大な国債を持つ国もそうだし、負債に苦しむ企業もメリットがある立場だ。 長く続いた低金利時代だが、もうそろそろ脱却しようと、日銀も量的緩和の解除を模索し、金利を上げていこうと思っている。 金利が上がっていくと、次は預貯金のある人は喜ぶが、住宅ローンを組んだ人は苦しくなる。ここは固定金利を選び、金利上昇のリスクを避けていきたいものだ。

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