二つの校歌
母校高校の卒業式と閉校式が行われるとのことで来賓として出席してきました、この日第28回木曽高等学校定時制生徒5名の卒業と第1回木曽青峰高等学校全日制生徒の卒業式が行われたのでした。そのため式では木曽高校校歌と木曽青峰高校校歌の二つの校歌を斉唱してから式が行われたのでした、この二つの校歌は残念ながら母校と言うのに私が歌うのは初めてでした。 自分は木曽高校の前身である木曽西高校を卒業したのですが生徒数の減少により1982(S57)年に女子校の木曽東高校と統合し木曽高校となったのでした、木曽西高校の校歌は大正12年に木曽中学として開校し文豪島崎藤村が作詞を補作した自慢の校歌が歌い継がれてきましたので正直残念な気持ちでした。新生・木曽高校の第1期卒業生はバンクーバー冬季オリンピックのスケルトン選手越和宏さんとお聞きし驚きました、同窓会役員として統合後の皆さんの気持ちが和らぐのに20数年間を必要としました。そんな中で今度は木曽高校と木曽山林高校が統合して木曽青峰高校となりました、全く歴史も文化も異なる高校どうしの統合ですのでそれぞれの同窓会会員の気持ちが一つになるのには相当時間が必要だと感じました。 卒業式の後に木曽高校閉校式が行われ学校長から県教育委員会に木曽高校校旗を返納する場面(写真参照)を、複雑な気持ちで見守ったのは他の同窓会役員も同様だったのではと思います。歴史の大事な一ページに立ち会えたことは良かったと思うのですが。