田口凛々　雑文集

売却契約も完了、銀行との手続きも順調に進み、あとは書類上の手続きをこなし、引越を待つばかりと思っていました。


が、



急転直下。



家の売却自体を揺るがす大事故発生。




漏水が発覚しました。



たぶん、ビルトイン食洗機が原因と思われます。



二階キッチンだったので、二階の床～一階廊下の天井～一階の床まで・・・


被害は甚大です。






思い返せば、一月前。



契約前の設備チェックがありました。



中古住宅なので基本的には現状引き渡し。


エアコンやガスレンジ、もちろん食洗機も含めて一度ブレーカーを上げて動作確認をして異常なしであることを確認。


買い主さんに提出する「設備表」にも立ち会いの不動産会社担当者と一緒に「異常なし」のチェックをして確認を完了しました。



他、照明器具なども確認して全て完了。


家をでる時点で、ブレーカーもおとしました。


「もうこの家はチェックも済んだし、うちが勝手に立ち入るのもマズイんですよねぇ」と担当者と談笑。

「そうですね～、入られること自体はマズイってことはないですが、万が一こうしてチェックした後で何か破損等あっても困りますし、控えていただけると～」

「ですよねぇ」


と、その時は気軽なやりとりでした。



実際にその時に家を出て鍵をしめた後３週間。

私は一切前の家に入ることはしませんでした。


というか、正直にいえば入りたくなかったんです。

間もなく余所の家になるのが決まってる。

家に入れば思い出はたくさんある。

それをみるのが辛かったんです。


それが仇になりました。



我が家もまだ住宅ローンの残債がありましたので、売却によって完済するために
銀行で手続きもしなければなりません。
その手続きも終え、週末には買い主さんに引き渡しの手続きをする予定でした。
その週末を超えたら本当にうちは鍵も業者に預けて自由にはいることもできなくなる。



自分たちだけで家に入れる最後のチャンス、と旦那と二人で家に入ってみて初めて気づきました。


二階キッチンにある食洗機付近は漏水後とみられれるしみが広がっており、
真下になる一階廊下にも水のしみ・・・
天井や壁や昨夏に張り替えしたばかりなので表面に亀裂もなくまったく分かりませんが、
クロスの切れ目から水がしたたったらしく、玄関収納の端部分がやはりみずのしみ。

その時の衝撃といったらもう・・・・


慌てて仲介業者に連絡を取り、その後、ハウスメーカーにも連絡をとり・・・

慌ただしい日々が過ぎることに・・・