たわけのたわごと

2015/02/07(土)00:04

効率的な組織とはどのような組織か?

社会(70)

「効率的な組織」それはでのような組織を言うのでしょうか? さまざまな形態が考えられると思いますが、教授は次のように定義していました。 「意思決定を自らが行うべきか、上にあげるべきかの判断を的確に行い、その判断を共有できている組織」 まあ、新人は「報・連・相」と言うように些細なことでも上司にあげるのが良いと思いますが、「効率的な組織」を考える際に重要となるのはミドルリーダー(課長級)の役割です。 もしミドルリーダーが何も判断せずに、なんでもかんでもトップに相談をして意思決定をしていたら、当然その組織は非効率となります。逆に、重要な事項をトップに相談せずに意思決定をすればこれもまた組織内で不和を生じさせ長期的には非効率となります。 重要なのはそのさじ加減です。ミドルリーダーの力量によって効率性が左右されるとも言えます。どの内容までをトップに上げるべきかというのはトップによっても異なるところです。仮にミドルリーダーがその権限以上の意思決定をしたとしても、トップの意思を忠実に汲むことができていれば事後報告でもさほど影響はないでしょう。それは組織として効率的な行為とも言えます。 また、ミドルリーダーが意思決定をした結果について、トップを納得させることができるならばこれもまた組織には効率的な行動となるでしょう。 このような意思決定及び判断の重要性がよく現れるのが交渉の場です。交渉に臨む者はある程度の権限を有していると思いますが、与えられた権限だけで交渉をするのならばそれは非常に限られた交渉となってしまいます。大切なのはトップや組織の意思を理解して、どこまでであれば権限を超えても(フライングしても)問題ないのか、あるいは権限を超えた部分について上司を説得できるのか、判断する力を有していることです。 ミドルリーダーを例にしましたが、効率的な組織では、メンバー各々がこのような判断を的確に行えているのです。この判断ができる人は上司にも信頼される、仕事ができる人なのでしょう。

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