くつろぎかふぇ

　今、ラグビー日本選手権２回戦、トヨタｖｓ早大が終わりましたが、
２８－２４で早大が勝ってしまいました！前半から速いテンポで攻め、
トップリーグ屈指の強力ＦＷを誇るトヨタ相手にモールを押し込んで
のトライも奪いました！ラインアウトもマイボールはパーフェクト、
敵ボールも奪いまくり、接点でも負けておらず、ボール支配率も前半は上回っていました。

　トヨタも、少ないチャンスはものにして追いかけましたが、ラインアウト獲得率がひど過ぎました。もちろんこれは、早大が徹底的にトヨタのラインアウトを分析した結果でもあるんですが、後半になってもラインアウトは修正できず、焦っては小さな反則やパスミスを連発。後半２０分にはＦＷの核・フラベルがシンビンを食らい、この間の時間も押し込まれるなど、らしからぬ展開に。ＳＨ麻田のスクラムからのハイパンも、意味、意図が分かりませんでした（しかも前半は風下だったのに）。普通にＢＫに展開、当たってポイントを作ってまた展開すれば、優位に攻めることができたと思うのに。日本代表や、元日本代表がずらりと並ぶ戦力を持ちながらも、この「大失態」。下手をすれば、朽木監督の責任問題にも発展しかねないのでは？　

　この試合、トヨタはロックの北川主将が欠場、ＣＴＢ難波がゲーム主将を
務めると聞いた時点で、正直、嫌な予感がしたんです・・・。大学４年時は部員の不祥事で試合ができず、トップリーグ入りをかけたシーズンではまさかのトップリーグ落ち。いずれのシーズンも、難波がチームで主将を務めていたので、まさかとは思ったんですが、ジンクスが現実に・・・。相模台工高時代は、主将で優勝していますが（しかも連覇）。彼が主将を務めると、何かあるのか？

　試合後のアナウンサーは、やはり興奮しておりましたね。「日本選手権の歴史を変えた！」とか言っていました。確かに大学側からしたら快挙なのは間違いないのですが、トップリーグのチームが負けたことについては、予想通り触れませんでしたな。本当はこちらの方が困るんですけどね。明日の新聞も、そういうことを書く新聞は皆無なんでしょう。判官びいきというかもしれませんが、早大は日本のラグビー界の地位では、判官びいきとは
全く対極に位置する存在ですから（それに僕は、日本人は「判官びいき」という意見にも、相当な疑問を持っております）、かなりおかしな話ですが。
これが、関東学院大や法大あたりが勝っても、ここまでのことは言わないでしょうしね。

　まあ何はともあれ、早大選手の社会人にも負けないフィジカルの強さは
感心でした。一体どんな練習をしていたのか？それは知りたいですね。
あとは、先述しましたが、トヨタのことを、本当によく研究していました。
ラインアウトもトヨタのスローワーが投げるポイントをよく読んでいましたし、解説されていましたが、スクラムを組む時も、トヨタに
まともな形で組ませていませんでした。

　なお、早大・清宮監督は、来季から本来の所属元・サントリーの監督に就任することが決まった模様。社業と兼務ではなく、プロ監督して指揮を
執るようです。

　これで早大は日本選手権準決勝進出。来週１９日に、シーズン三冠を目指す東芝府中と対戦します。秩父宮は完全アウェーになりそうですから、東芝はやりにくいでしょうね。

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