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大阪府大東市の診療所で、不眠症治療に使われる向精神薬「エリミン」が約30万錠なくなっていたことが近畿厚生局麻薬取締部の調べで分かった。取締部は今月10日、うち139錠を自宅に隠し持っていたとして診療所の元事務長(55)=覚せい剤取締法違反(使用)罪で公判中=を麻薬及び向精神薬取締法違反(譲渡目的所持)容疑で追送検。大量のエリミンが暴力団関係者に渡った可能性があるとみて調べている。
取締部によると、診療所は06年7月~今年7月、エリミンを計約34万7000錠仕入れたが、カルテなどでは月平均約2000錠しか処方していなかった。向精神薬を紛失した場合に義務付けられている都道府県知事への届け出もなかった。 診療所に精神科がないのにエリミンの仕入れ量が多かったため、取締部が今年7月、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で診療所などを捜索。院長(52)の兄で、薬の購入担当者だった元事務長の自宅からエリミン139錠などを押収した。元事務長の尿検査をすると、エリミンとは別に覚せい剤反応が出たため、8月4日に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕。元事務長はエリミンについては、「他人に渡すために持っていた。(不明分は)別の診療所関係者が横流しした」と話しているという。 元事務長宅からは、向精神薬の販売数や暴力団関係者とみられる名前を記したメモが見つかった。また、診療所は2年間で注射器を14万本以上購入しながら、大半が使われた記録がなく、外部に譲渡された可能性があるという。 エリミンは依存性の強い睡眠導入剤。大量に服用すると幻覚や妄想などの症状が出るとされる。覚せい剤使用者が幻覚を取り除くために使うこともあり、違法な取引が横行しているという。【久木田照子】 僕も以前は医薬品関係の会社に勤めていたので、この辺のことは分かるのですが、診療所や病院、または医薬品卸やメーカーなどで、在庫している向精神薬、劇薬などを紛失した場合、都道府県知事への届け出なければならないのです。もちろんここにも書かれている通り、犯罪に使われる恐れがあるので。 当時の会社でも、向精神薬がなくなって(在庫が合わなくなったのです)、会社の上から下までいろんな人が「捜索」する大騒ぎになりました。へたすれば営業停止にもなりますから、大問題です。この事件も、やはり犯罪絡みでしたね。というか、この事務長、もろ怪しまれるようなことをするから。30万錠って・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月20日 22時25分21秒
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