2009/02/03(火)12:51
上善は水の如し
「上善は水の如し」(老子)これは理想の姿勢(生きる)を説いた言葉です。
これは水の特徴から人もかくあるべし、
ということを「上善如水」として簡潔に表しています。
意味は、
水は柔軟である。
器の形に応じて自らの形を変え、形にこだわりが無い。
水は低いところに流れる。
ここでいう低いところとはもちろん謙虚であるということ。
才能や地位や名声をひけらかすな。(それは器と反比例する)
水には力がある。
台風後の川の濁流のように、時として水は破壊的な力を持っている。
満々と水を湛えた大河や湖はとても静かな深みを持っている。
しかし、その力たるや外からでは計り知れない。
また長い年月をかけた一滴の水は岩石をも削り取る。
「上善如水」
水は柔軟である。水は低きを好む。水は力を秘めている。
ピュアであれ、とだけ説いているわけではない。
人は清濁併せ呑まなければ魅力はない。
こんな感じでしょうか。
少し自分なりの解釈をいれましたが、概ね誤りはないと思います。
それでは、また。