ドラマの主人公たちと小田原
市役所の観光課の知人I田さんから依頼を受けまして、いつもの自分の身の回りにあったことを書くのではなくて、自分の郷土・小田原について今回は書きます。坂の上の雲が放映されていますが、その主人公の秋山真之が小田原で没しているということは市民にほとんど知られていません。何故、秋山が小田原に来たのか?愛媛の友人、山下汽船の創業者山下亀三郎の別荘があったことや山縣有朋という大御所が小田原に住んでいたからなんでしょうね。山下汽船は兵員輸送で財をなしたのでしょうし、山縣有朋の別邸古稀庵のすぐ隣には今山月となっている大倉財閥の別荘がありましたが大倉財閥の基盤は武器商会。海軍の瓜生大将も当時、小田原におり、秋山が亡くなるとすぐに弔問に駆けつけたという新聞記事もあります。瓜生坂として今も地名が残っています。温暖な気候が別荘に適していたというだけでなく、御用邸があったり、閑院宮家が小田原にあったり、当時の政治の状況から小田原が明治・大正時代に別荘地として栄えたのだと思いますが、そうした背景に思いを馳せながら、南町・板橋界隈を歩いてみると、同じ街並みが違って見えるようです。ということで、2月6日に『ドラマの主人公たちと小田原』というフォーラムが開催されます。詳しくはこちらでせっかくドラマに取り上げられ、関心が高まっている明治・大正という時代の小田原の観光資源を再発見し、今後の観光振興につなげていこうというのが今回の開催趣旨です。上記の分はI田さんから頂いた文章をほぼコピペしたモノですが、映画とかが好きな自分としても郷土・小田原がこうして取り上げられることが増えていくのはとてもうれしいです。ぜひぜひ、行ってみましょう!