たいけちゅ帳

昼ごろパパがやってきた。
８時ごろには着く予定だったのに、起きたのが９時だったのだ。
おとといは徹夜で仕事だったらしいし、疲れているのね。
お疲れさま。迎えに来てくれてありがとう。

午後パパと２人でこっそり出かけようと思ったら、たいけちゅに見つかってしまった。
たいけちゅはパパと遊ぶのを楽しみにしていたのに置いてきぼりにされそうになったので、号泣。
うー、パパと２人でのんびり出かけてこようと思ったのにな。
車に乗せたら、泣き止んでご機嫌になった。

そういえば昔、泣き止んでご機嫌になると「今泣いたカラスがもう笑った」って良く言われたなー。そうからかわれると、意地でも笑いたくなくなったりして。
あれって全国共通で通じるんだろうか。

ふと立ち寄ったスーパーで、キティちゃんのお医者さんごっこセットを見つけたたいけちゅ。
いつもayuちゃんちで、ぽぽちゃんの救急車が大好きで遊んでいるんだけれど、どうしても欲しくなった様子。
パパはもちろん買ってくれるはずもなく、「今日は買わないのよ」と言い聞かせると、本日２回目の号泣。

車に戻り、おととい曽祖母にたいけちゅがお小遣いをもらったのを思い出した。
蕎麦屋さんでお料理が出てくるまでの間に、500円玉１枚と100円玉１枚と10円玉１枚をもらったのよね。
たいけちゅのリュックにしまったんだった。

キティちゃんのお医者さんセットは、税込み570円。
「たいけちゅ、ひいおばあちゃんにもらったお小遣いがあったね。それでくださいなってしてくる？どこにあるんだったかな」
泣きながら、リュックを指差すたいけちゅ。
「たいけちゅのお小遣いで買うのね。自分でくださいなって言える？」
「(T_T)ひっくひっく。・・・いえる～。」
「じゃあママ後ろから着いて行ってあげるから、ちゃんとお店の人にくださいなってしてこよう？」
「はいっ」

ってわけで、たいけちゅ初めてのお買い物。
レジから３メートルほど離れて見ていると、ちゃんと前の人のお会計が済むまで待っていた。
（頑張るのよっ。「くださいな」って言うのよっ。）と母の心の声もむなしく、無言でカウンターにお金と品物を載せるたいけちゅ。
店員さんが私に「いいんですか？」と目で確認してきたので「お願いします」と頭を下げた。

初めてのお買い物、無事終了。
たったこれだけのことだけれど、お兄ちゃんになったなー。

家に帰って早速包みを開けるたいけちゅ。
ひとしきり私と遊ぶと今度は昼寝をしてしまったパパのところに見せに行った。パパが寝ているからすぐに帰ってくるだろうと思ったけれど、なかなか戻ってこない。
こっそり様子を見に行くと、パパを患者にして遊んでいたよ。

おもちゃは増やさないようにしようと思いつつ、また増えてしまったよ。
たいけちゅがお小遣いがあるから何でも帰ると思わないようにしないとなー。

今回はたいけちゅが楽しそうに遊んでいることだし、自分で買い物ができたと嬉しそうな顔がかわいかったので、まあいいか。

ということにしよう・・・。