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台南探検記

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じばん

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May 20, 2003
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日本のニュースを見ていて思ったこと.

例のSARS騒ぎの後最近になってから地下鉄などで消毒作業が行われたという.発症した医師が出国したのは5月13日.ウィルスの生存期間は48時間という研究発表もあったし,いまさら自動改札機なんか消毒したって無意味だろう.

そうかと思えば,市内の開業医が知り合いの台湾の医師からSARS発症者が関西地方を旅行していたと連絡を受けて検疫所に通報したのに,職員は聞き流しただけで何の対応も取らなかったというニュース.開いた口がふさがらない.でも,誰かの飛ばした飛沫が入るといけないのでふさいでから続けることにしよう.

いったいなんだ.この現象は?

夜の入国ラッシュ時にかかってきた電話だということを差し引いたとしても内容を考えるとすぐに上役に報告するのがあたりまえのことだろう.検疫所の職員が,SARSが問題視されているこの時期に,なぜこのあたりまえの処置ができないのだろう?
似たようなイタズラ電話がしょっちゅうかかってくるのだろうか,それとも通報してきた開業医がクレーマーだと思ったのだろうか.

先のケースでは市民からの不安の問い合わせが殺到したので一種のパフォーマンスとして「消毒」を実施したに違いない.きちんとした正しい知識を広める広報活動を怠って派手なパフォーマンスでその場しのぎをしただけだ.

大きな声には反応するが小さな声は聞き漏らす.内容の大切さを考えない.正しい判断ができない.こんな役人ばかりじゃないことを祈りたい. ・・・祈るしかないのか?





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Last updated  May 20, 2003 02:04:55 PM
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