2021/12/05(日)19:58
え?ラストブラッドはランボーなの?
アマプラでランボーシリーズの一応、最終章の「ランボー・ラストブラッド」が解禁されていたので、早速見たけど、なんかツッコミどころ満載で・・・。
(((( ;゚д゚))))アワワワワ
ランボー ラスト・ブラッド [ シルベスター・スタローン ]
(;-ω-)ウーン、さすがにおじいちゃんになったなぁ感が否めないスタローン。
ストーリーは、
辛いベトナム戦争や帰還してから様々な戦いに駆り出された日々から何年も経過するも、その戦いの後遺症に悩まされながらも、なんとか生まれ育った牧場で、古くから牧場の使用人として働いていたマリアとその孫娘がリブリエラと「家族」としてのんびり暮らしていたけれど、孫娘が、蒸発して永らく行方不明だった父親を追い、単身メキシコに行ってしまったことで、平穏な生活が一変する・・・。
以下、ネタバレを含む。
なんか、え?これランボーなの?ていうほど、ランボーがやけにお喋りだし、人間臭くて違和感ありあり。
初期の頃の、ベトナム戦争によて、戦うマシーンとなってしまい、帰還するも、平和な社会になじめないで苦悩して、暴走し、トラブルに巻き込まれてしまうあの感じが皆無。
家族の安らぎを求めるってのは解るんだけど、その家族ごっこがなんともチープ。
古くから牧場に仕えた使用人のマリアの娘はダメ男とくっつき、平気で娘である奥さんに暴力を振るうDV野郎で、奥さんはガブリエルを残して病死、DV野郎のガブリエルの父は幼いガブリエルを残し、トンズラ蒸発。
この時点で、普通ならガブリエルの父への想いはむしろ憎しみしか残ってないだろうし、親代わりに自分を育ててくれた祖母のマリアと血のつながりはないけど、父の代わりになって支えてくれたランボーへの想いのが勝って強くなってもいいはずなのに。
何故か、このおバカなガブリエルは二人の反対を無視して、危険なメキシコに父の元へ行ってしまうのがほんと理解不能。
一応、会いに行った理由が蒸発した理由を知りたかったみたいに言ってるけど、そんなのどうでもよくね?
もっと、戦争とか災害とかの理由で突然生き別れになったとかなら一目会いたいとかならともかく、母親に暴力振るった挙句に、病気になったからさっさと出ていくようなクズに会いたいと思うかね?
結果は・・・・になり、ほら言わんこっちゃない言葉にするのも辛い酷い展開に。
で、後半は怒ったランボーの復讐劇場に。
自分とガブリエルに傷をつけた悪党ブラザースの弟の元へ忍び込み、盛大に復讐するかと思いきや、そのシーンはなく、首を落としてあっけなく惨殺。
弟の死体に兄貴の方へ、俺がやったと招待状を残し、牧場へ戻るランボー。
ここからは、一言で言うと、大人の「ホーム・アローン」
ランボーが戦闘知識を駆使し、牧場のあちこちに罠をはりまくって兄貴とその配下の悪党どもを待ち受け、1人ずつ確実に悪党を狩っていく。
で、最後のメインディッシュに、兄貴を言葉通り、ズバッと公約を実行し、ミッション終了。
傷つきながら、生家のカウチのイスに腰掛け、戦いの日々を思い返しつつ、エンド。
なんか、誰かが言ってたけど、セガールが沈黙シリーズでやりそうな感じで、これをランボーの最後にするのは、どうなの?って。
さすがにランボーを演じるスタローン自体も老いてしまったし、わざわざランボー最終章として描く必要が本当にあったのかなと思ってしまった。
ランボー3くらいで終わっててよかったと思う。
ロッキーもそうだけど、80~90年代に全盛期なら続編はうれしかったけど、今やるもんじゃないなってしみじみ思った、そんな映画だった。
蛇足だけど、悪党ブラザースの兄を、最近は筋肉お兄さんとしてブレイクしてる武田真治、弟を芸人のケンドーコバヤシが演じてて、淡々とクールに喋るパートは武田真治は上手かったけど、声を張り上げるシーンは・・・だった。
ケンドーコバヤシは芸人でも過去に何度も声優をやってて定評あるし、脳筋な弟悪党を上手く演じててよかった。
それと、やっぱり、スタローンは「ささきいさお」さんがぴったり。でも、ランボーは本来、寡黙な役なんで、ささき節は良かったけど、本作のランボーにはもったいなかったかな。
やはり、
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このデモリッションもささきいさお版が最高。
「イカレ野郎に、クレージーデカだぁ!」