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カテゴリ:いまりのつぶやき
この裁判のニュースを見て、3年前の自分の置かれた状況を思い出しました。
亡くなった妊婦さんと同じく、私も「全前置胎盤」と診断されました。 初めて聞く「前置胎盤」という言葉。 説明を受けるうちに、事の深刻さが分かっていきました。 海は今年で3歳になります。 とても元気ですくすくと育っていますが、海がおなかにいたころは毎日が不安で押しつぶされそうでした。 「この子は無事に生まれてくるだろうか」 そんなことばかり考えていました。 前置胎盤のリスクは、子供だけでなくママにもあるということも、説明を受けていました。 とにかく安静に・・・といわれ続けた妊娠生活でした。 幸運にも何事も無く妊娠生活を過ごし、予定帝王切開の日を迎えることができました。 大量出血の危険があるとの事で、輸血の準備もしていました。 あと、もしもの場合は子宮摘出もありえる、という説明も事前に受けました。 それくらい大変なことなんです、前置胎盤は。 医療技術が発展した現代でも、前置胎盤に限らず出産で命を落とす妊婦さんはいます。 「100%安全なお産は無い」・・・陸を出産したときの担当の医師が母親学級の時に言っていました。 だから、今こうして私も子供たちも、元気で暮らしていることがとてもありがたいことなんだと思います。 自分は「生かされている」のだと感じています。 亡くなった妊婦さんの無念は計り知れません。ご冥福をお祈りいたします。 いとしいわが子を置いていかなければならない・・・こんなにつらい事はありません。 そして、母親のぬくもりを知らない子供のつらさも・・・。 このニュースについて、私がいいとか悪いとか言える立場ではありません。 何か主張があるわけでもなく、こうして今思っていることを書いているだけです。 ここまで読んでくださった方に、結論がない文章ですみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 21, 2008 02:44:45 AM
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