あわびのキモチ

地元のスーパーで買い物を終えると
ケーキ屋さんの前で何やらはしゃぐ
４人の小学生らしき女の子達に目がいった。

そして悩んだあげく一番年上らしき子が
緊張しながら店員に注文。
　
　「この大きなシュークリーム３つ」

贈り物ですか？と訊かれ

　「はい。母の日で・・・」

と照れくさそうに言った。
一人の女の子は手に１本のカーネーション。
お小遣いで買える精一杯のプレゼント
懐かしさと一緒にほのぼのとした気持ちになった。

私も小学生の頃、母の日には何がいいかと考え
姉とお小遣いを出し合って渡していたなぁ。
選んだエプロンをしてくれた時はやっぱり嬉しかった。

でも嫌なエピソードもある。
まだお小遣いをもらっていない時に
大事にしていた四つ葉のクローバーを贈った。
数日後それをゴミ箱で見つけ、かなりショックを受けた。
まぁラミネートや冷凍保存などという技術はうちには
なかったわけで、仕方がない事なのかもしれないけど
せめて隠して捨てて欲しかったと恨んだものだ。

そんな母なので私達が給料をもらうようになっても
「プレゼントはいらない、無駄遣いするな」と言う。
だから記念日には贈らず、何でもない時に好物の品や
母が好きそうな洋服などをプレゼントしている。

ラジオで男性パーソナリティーが母の日のプレゼント
について、物じゃなくて気持ちが大事！
親不孝しないことが最大のプレゼントだ！
とのたまっていた。

ふふん。（鼻で笑ってしまった）

間違ってはいないけれど、いかにも男性の考え方。
そう言えば姉との母へのプレゼント会議に
弟はいなかったなぁ～

物というより、たとえそれが何であれ
私に買ってくれたという気持ちが嬉しいのよね。
女は気持ちだけじゃ満足できません。
物をもらって嬉しくない女はあまりいません。
男性諸君！文句はご愛嬌なのですよ。




　　　　

気持ちは伝えてなんぼでっせ～♪