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今日、「福島県立大野病院医師逮捕事件」で被告の医師が無罪判決となったのをネットニュースで見ました。
私は医療のことは全く分かりませんしこの事件のことも一通りネットで調べただけで被告に落ち度があったかどうか判断しかねますが、個人的には 「妥当な判決やったなぁ。薬を間違えたとか切ったところを間違えたとかではなく、元々お産って命を危険にさらす行為やし、どんな処置をしても患者が死ぬ可能性がある場合に判断間違って患者死なせたら刑事事件になるなんておかしい、こんなことの逮捕が正当化されるんやったら今以上に医者おらんようなるでぇ」 と思っております。 で、それはともかくとして、「冤罪事件」関連でも思うのですがマスコミのおかしな記事の書き方と検察のずさんな立証の仕方には私、呆れます。 今は被害者や遺族の心のケアをする体制が不十分で、「誰かを悪者にする」しか怒りの晴らしようがない状態なら、それがたとえ真の心の平安につながらないと彼らも分かっていても「被告(←「真犯人」とは限らない)=悪い奴」と思うしかないのに、「正義の味方」ぶってコメントなんて求めるなと思うんですね。 まぁ今は本音のところ、被害者遺族にも「アンタら、怒りの持って行き場が違うで」といいたい気持ちなのですが、私だって彼らの立場になった時は、果たして的外れのところに八つ当たりしないで冷静でいられるかどうかといえば自信はないだけに、マスコミが判決以外に本当に伝えるべきは「被害者/遺族に対する心のケア体制の整備の必要性」「患者の死について誰かを裁くことより、どうしたら、こんな悲しいケースをもう二度と起こさなくてよくなるか、という議論の必要性」だと思うのですが…(あくまでも「私は」、です)。 医師の逮捕の正当性、検察の立証のやり方についても、もっともっと突っ込んで記事を書く必要があると思いますし。 まぁそれまで被告を散々悪者扱いにしたり、医療批判する記事ばかり書いてきたから、いまさら「被告に有利な判決がでた」時にそのことだけを記事にするのはプライドが許さないんですかね、「検察のずさんな捜査を暴く」記事なんて書けないほど後ろめたいことでもあるんですかね、と意地悪なことさえ思ったりします。 もっとも、私も、誰かを裁く(この場合、マスコミ批判する)暇があったら、「物事の解決のために、自分にできることは何か」考え、実行しろといわれれば「全く持ってその通りです」としかいえませんが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月20日 23時33分14秒
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