カテゴリ:ニュースや新聞記事を見て
Yahoo!ニュースで、狂犬病の予防接種率が4割にとどまっていることを読み、「カワイイ犬と周りの人のためのことを考えたら、こんな結果じゃないのになぁ」ともやもやしている太陽仮面です。
過去にも太陽仮面、狂犬病のことに触れた記事を書きながら恐怖を覚えたのですが…。 もう一度ここで狂犬病について挙げてゆきますわ。 (正確には厚生労働省検疫所のWebやWikipedia見てください) ・狂犬病ウィルスにより起こる病気で、人間を含めたほとんどすべての哺乳類が感染する ・人への感染源は猫やアライグマ、コウモリなどもあるが圧倒的に犬が多く、噛まれた部位によるが潜伏期間は1週間~数年、発病するとほぼ100%死亡(助かった人は世界で過去数人)。ちなみに人から人への感染は確認されていない ・世界で毎年約3万~5万人がこの病気で死んでいる。特にアジア、アフリカで死者が多く、毎年インドで約2万~3万人、中国(!)で約3000人が命を落としている ・現在、清浄国(狂犬病が撲滅されたとされている国)は日本の他に英国、オーストラリア、ニュージーランドなど数カ国。清浄国の状態を保つには、少なくとも犬の7割以上が免疫を獲得した状態を継続する必要があるとされている ・日本では1955年以降、国内での患者はいないが、1970年にネパールから帰った1名、2006年にはフィリピンから帰った2名が発病して死亡 ・予防にはワクチンが唯一の方法で、例え感染している動物から移されても24時間以内にワクチンを接種すれば助かる効果は高い ・日本に動物を持ち込む時には、犬・猫を中心に検疫が行われている(詳しくは、動物検疫所のWeb参照)が、中南米の一部で狂犬病媒介が問題になっているコウモリは対象外。しかも、ロシアなどの船から逃げ出すなどする犬が狂犬病を持っていて、日本の動物に感染させないと言い切れない …再びこうやって書いてゆくだけでも、ワクチン打てば周りの人も安心してもらえるのに「室内犬だから感染することはない」などとして登録も予防接種もしないなんて太陽仮面としては理解に苦しみますわ。 新型インフルエンザの感染のスピードでも分かるように、世界中の交流や移動手段がが進んでいる現代、いつどこから、また日本にも狂犬病が入ってくるかも分からんのに…。 ついでに、新型インフルエンザでも同じようなこと思いましたが、「自分が感染せんかったらエエわ」ではなく「周りの人、犬にも感染させたらアカンな」という意識を持ってほしいな。 というわけで、飼い犬にはワクチンを毎年きちんと打ってもらうと同時に、海外では気安く動物に触れない、地域によってはあらかじめ日本でワクチンを打ってもらうようにと願わずにはいられない太陽仮面なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月25日 20時51分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニュースや新聞記事を見て] カテゴリの最新記事
|
|