カテゴリ:政治・経済
かって塩崎官房長が、母屋ではお粥をすすっているのに、別棟では贅沢なスキ焼等で宴会をしている状態だと言う例え話をされた事がありました。覚えていますか? 所得税の増税・消費税の増税には絶対に反対しましょう! 皆さーん、おはようございま~す!^^ 今日は『塩爺』こと塩崎正十郎財務相(当時)が話された『母屋ではお粥をすすっているのに、離れでは贅沢なスキ焼等で宴会をしている状態だ』からスタートしました。何の話を例えたのでしょうか? 覚えていますか? 母屋とは一般会計のことで、離れとは特別会計のことですが、この特別会計を批判して塩崎正十郎財務相(当時)が言った言葉でした。『特別会計』..と言う国民がよく知らない予算制度があったなんて塩崎財務相(当時)の例え話がなければ分からなかったことでしょうね。この特別会計..お蔭様で注目されたので少しは改善されたようですが、二重帳簿そのものの改善はされていない。マッサージチェアを何十台も買うのはないだろうが、不透明な部分が目白押しですね。 時々出て来る『埋蔵金』..実は特別会計の余ったお金(積立金)なのです。 私たち国民は足りなくなれば『増税』が待っています。家計はやりくりしているのでしょうか? 使い放題に使って、足りなくなれば『増税』では国民は堪りません。 (引用始まり) 税金の使途に目を光らせる会計検査院が、2010年度の決算検査報告を野田佳彦首相に提出した。総額で4283億円余が税金の無駄遣いなど不適切な会計処理だと指摘された。前年度に次いで過去2番目に多い金額だという。... (引用終わり) (11月11日 西日本新聞) 私から見たら(言わば)身内の指摘でさえ『4283億円余が税金の無駄遣い』として指摘されているのです。それでよく..国民に増税なんて言えるものだと呆れます。折角..政権交代したのですから税金の無駄を徹底的に洗い出し、その上で国民に『増税』の提案をして欲しいと思います。 今、増税を許せば前回同様に『法人税減税』の穴埋めにされるのがオチです。特に消費税は取り易い税であり巨額の税収が約束されます。それだけに増え続けている貧困層を直撃する増税でもあると言えます。 『頑張ろう!ニッポン』『立ち上がろう!ニッポン』と言いながら..増税の雰囲気作りをするのは如何なものだろうか? (個人的に言えば)悲劇を増税の手段に使わないで欲しいという気持ちですね。 最近のテレビを見ていると『年金問題』がまたクローズアップされています。それも『女性の年金』です。払い忘れていた専業主婦の年金を一度は『払ったことにして』年金受給出来るようにしてくれたのですが..真面目に年金保険料を払った女性たちから猛反発され、すぐに廃止になってしまった。 年金は老後の大切な資金です。無年金者を無くすことは政府の大切な仕事だと私は思っています。勿論、真面目に払ってきた人と忘れた人が同じように年金を貰えるのは不公平だと思います。しかし年金を貰えない人達が生活出来ない社会になっても困ります。やはり忘れた人たちも救済しなければならないと私は考えます。(支給金額に差は必要ですが..) 出来る事なら..感情的にならずに社会制度として捉えることは出来ないだろうか? 今の女性同士の年金をめぐる感情的な対立を見ていると『年金制度』そのものが崩壊していく過程を見るようで不安になります。 働く女性vs専業主婦..年金保険料を払った人vs払わなかった人(払うことを忘れた人).. この対立を煽ることで将来の年金制度は一本化されていくように思います。問題が無ければ出来ない政策も『社会問題の解決』と言う形で整理されるからです。言わば大義名分を与えてしまうことになる。 年金制度は国民を飢えさせない為の言わばセーフティネットです。現役の時は働いて生活し、定年が来たら年金で暮らせる。それが日本の選んだ制度であり憲法の要請です。だから日本の社会に無年金者がいてはいけないと私は思っています。生活出来ない国民が居てはいけないのです。日本社会に餓死者が出る事はない筈なのです。 しかし今、女性達は対立している。年金保険料を払った働く女性の多くは払わなかった専業主婦に年金などやるな!と言っている。その先に見えるのは、専業主婦以外の年金保険料を払わなかった国民でもあるのだろう。対立はいつしか、年金を貰える国民と年金を貰えない国民を作っていこうとする。 その混乱の中で為政者が考えることは、(少子高齢化と従来の杜撰な年金管理により)破綻寸前の我が国の年金制度を抜本改革することだ。無年金者は(憲法改正しない限り)作れない。生活保護受給者になれば、もっと税金がかかる。そこで考え付くのは...年金制度の改悪です。 『受給開始70歳、国民一人一律5万円』 恐ろしいことですが、充分に可能性はあります。今、息巻いている女性たちも結果的には最終目的の共犯者になることも有り得るのです。 そこに辿り着く過程では、国民同士の醜い争いがあり、多くの貧困層が苦しみを味わう筈です。再び餓死者も出るでしょう。そうやって国民が納得するまで悲惨な状況は続く訳です。 小泉純一郎元首相は06年の経済財政諮問会議でこう言っていたといいます。 『歳出をどんどん切り詰めていけば“やめてほしい”という声がでてくる。“増税してもいいから、必要な施策はやってくれ”という状況になるまで徹底的にカットしないといけない。』 出来る事なら(この問題を機会に)感情的に争わずに、将来に向けて(国民にとって)より良い年金制度となるように議論を重ねて欲しいものです。マスコミに煽られたとしても感情的な対立に誘導されないようにお願いしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.26 12:44:35
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