フィブリノゲンの問題とは...
皆さーん、おはようございまーす^^今朝もちょっと薄曇りですね。開け放した窓から入る空気が冷たいです。靴下を履かない足が冷たくて、目で靴下の場所を探しているところです。この文を書いたら、靴下を探してみます^^ 最近は多くの問題があって、少なくとも話題には事欠きません><残念なことですが、今日はその中でも特に怒りが込み上げる話題の『フィブリノゲン』のことをお話しようと思います。『フィブリノゲン』.. もしくは『フィブリノゲン問題』を聞いたことが有りますか? 今、社会問題になっていることです。皆さんは病気になって入院や治療を受けたことがありますか?もし、その時の医師の治療で重篤な病気になってしまったら..どうしますか? 病気そのものより遥かに重い病気になってしまったら。前に問題になっていたエイズウィルスによるHIV感染と同じような事態になったら、どうしますか? このHIV感染と同じような医療災害が又起きてしまったのです。薬剤メーカーと厚生省(当時)の怠慢で多くの被害者が出来てしまった。 この『フィブリノゲン問題』を簡単に説明します。 /フィブリノゲンとは..フィブリノゲン製剤は、昭和39年に医薬品として承認され、現在も使用されている血液製剤です。平成6年頃まではC型肝炎ウイルス不活化処理が不十分であったため、これを投与された方はC型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。この医薬品は、かつては大量出血を止める目的で、産婦人科や外科など幅広い分野で使用されていました。/C型肝炎はC型肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなりますが、多くの場合、重症化するまで自覚症状が現れません。このため適切な治療をせずに放置してしまうと、肝硬変や肝がんに進行する場合がありますが、早期に感染を発見し、適切な治療を受ければ治癒も可能です。C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べることができます。(保健所HPより)//米国では,食品医薬品局(FDA)が、B型肝炎感染の危険性があること及びフィブリノゲン製剤の臨床効果を評価するのは困難であり有効とされる適応症がほとんどないことを理由に、1977年12月、フィブリノゲンと同成分の製剤の製造承認を取り消した。日本でのフィブリノゲン製剤は、ミドリ十字社(現田辺三菱製薬)が唯一生産していたが、1979年には日本のある研究者もこうした事実を自身の著書で指摘していた(国立予防衛生研究所血液製剤部長の安田純一著「血液製剤」)が、同研究所を所管する厚生省(当時)に直接報告していたわけではない。一方,ミドリ十字社は、1978年1月に,FDAによるフィブリノゲン製剤の承認取消が掲載された米国連邦広報を入手し、社内で回覧していた。(この時点でミドリ十字社は知っていた訳です)見直しがされたのは、1987年3月に青森県三沢市の産婦人科医院で8人が集団感染した非A非B肝炎集団発生事例からである。ミドリ十字社は非加熱製剤(フィブリノゲン-ミドリ)の自主回収を開始したが、旧厚生省が緊急安全性情報を配布したのは翌1988年であった。... 青森の肝炎集団発生事例から10年後の1998年、旧厚生省は適応症を先天性血液凝固因子欠乏症に限定、これにより製剤使用数は激減し、ようやく問題は収束したかに見えた。ところが、初の感染者を記録した三沢市の産婦人科医院が当時のフィブリノゲン製剤を保管していることをニュースJAPANが報道したことによる。分析の結果これらの製剤は製造後15年経過したにも関わらず、いずれにも未だに活力を持ったHCVが存在していた。更にDNA鑑定では、この製剤中のウイルスと、過去に同製剤を投与され肝炎を発症した患者のウイルス、アメリカ麻薬患者のウイルスが全て同一と確認された。これによりウイルスの由来がアメリカで買い付けた原料血漿(ミドリ十字子会社のアルファ社)であることが明らかとなる。血液は、刑務所内の売血、麻薬中毒者や売春婦・夫を対象とした極めてハイリスクなものであった。(これは薬害エイズ事件と原因を同じくしている)これにより、一部の患者のC型肝炎がフィブリノゲン製剤によって引き起こされたことが初めて立証された。また、現在でも全国各地の病院に非加熱フィブリノゲンが未だに残っていることが明らかになる。患者は政府や製薬会社へ集団訴訟を行い社会問題と発展した。/厚生労働省は2004年、ミドリ十字の後身であった三菱ウェルファーマ社(当時)のデータを基にフィブリノゲン製剤納入先医療機関名を公表しHCV検査受診を呼びかけている。/(ウィキペディア(Wikipedia)より)経緯はエイズ(HIV)感染経緯と非常に似ていると考えていいと思います。心当たりのある方は、検診をお願いします。また『フィブリノゲン製剤』納入医療機関が公表されていましたのでご覧になりたい方は、どうぞ! 全医療機関の約6割にもあたると言われている7004箇所の医療機関の、24診療科でフィブリノゲン製剤は使用されていた ...http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/yakumu/fibrinogen/list(zenkoku).pdf保健所からは次のようなコメントが..公表された医療機関で平成6年以前に治療を受けた方で次の1~5に該当される方は、検査を受けることをお勧めします。1.妊娠中又は出産時に大量の出血をされた方。2.大量に出血するような手術を受けた方。3.食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患、外傷などにより大量の出血をされた方。4.がん、白血病、肝疾患などの病気で「血が止まりにくい」と指摘を受けた方。5.特殊な腎結石・胆石除去(結石をフィブリン塊に包埋して取り除く方法)、気胸での胸膜接着、腱・骨折片などの接着、血が止まりにくい部分の止血などの治療を受けた方。それにしても、またもや医薬会社と厚生省(当時)の怠慢による薬害被害者が生まれてしまった.. 肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなり、肝硬変・肝がんに進行する可能性が高い病気です。その恐怖と戦いながら生きている患者の人達を思うとき、胸が痛みます。それにしても薬害エイズの元凶の『ミドリ十字社』.. 『ミドリ十字社』:関東軍防疫給水部で活躍した内藤良一によって、1950年11月に日本ブラッドバンクとして設立された ↓1964年、株式会社ミドリ十字に商号変更。 ↓1998年ウェルファイド(吉富製薬+ミドリ十字が1998年合併) ↓2001年10月三菱東京製薬(三菱化学の医薬品事業+東京田辺製薬が1999年に合併)とウェルファイド(吉富製薬+ミドリ十字が1998年合併)→三菱ウェルファーマ株式会社 ↓2005年10月3日親会社だった三菱化学と共同で持株会社の株式会社三菱ケミカルホールディングス(略称:三菱ケミHD)を設立し同社の完全子会社となった。 ↓2007年10月田辺三菱製薬株式会社 **先月ですよ**例え名前を何度変えても日本人を薬害エイズに陥れた『旧ミドリ十字』.. そしてまたC型肝炎を.. 私はこの名前を絶対に忘れないです..辛いですね! 明日は自分かも?と思って、関心を持って下さいね。今日も元気で ファイト!