2011/12/27(火)10:57
独特の音や歯ごたえも充分!冷蔵庫の糠床で漬ける沢庵。
冷蔵庫の野菜室で年中、自家菜園の野菜を漬け込んでいるタッパーの中の秘伝(?)の糠床が、わが家にある。
この糠床には、夏は朝採りのみずみずしいキュウリや茄子を漬け込んでいる。
冬は大根を皮を剥いて15,6センチくらいの長さに切ってから、四つ割りにして一週間ほど寒風の中で皺々になるまで干してから漬け込んて一週間ほどしてから上げると、糠床の水分を吸い込んで美味しい沢庵に漬けあがっている。
噛めば、ポリポリ、パリパリ、独特の音や歯ごたえをしっかりと味わうことが出来る。
人参も、皮を剥いて干してから漬け込むと美味しく漬かっている。
糠床に『沢庵漬けの素』を加えれば色も見事な沢庵の色になる。
購入した、葉に虫食いの形跡のない大根を漬け込むと、大根の甘味の他に農薬のせいではないかと思えるような苦味を味わうことがある。
糠床には、いつも利用しているコイン精米所の糠に塩と昆布と自家製の鷹の爪を混ぜて、適宜補充するだけである。
本物の糠床は木の桶がよい。
なんとなれば、桶の木が糠床の水分が多すぎる時は吸い込み、足りないときに吐き出して、年中、糠床の水分調節をやってくれる。
水分だけでなく、漬け込んだ野菜の味わいも吸い込んだり吐き出したりして、時を経て秘伝の糠床に仕上げてくれる。
すなわち、木の桶は、呼吸をしているので、その呼気が豊穣な糠床に育ててくれる。
昔は、どこの家にも「漬物部屋」といって、夏でも涼しい部屋があったものだ。
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自給自足の味わいのある生活の一端である。
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