2012/01/23(月)10:38
「社会の窓から」…S&P、そして金融工学(その後)
『過日、米国の大手格付け会社のスタンダード・アンド・ムーア(S&P)社がフランスを含むユーロ圏9カ国の格付けを引き下げた、というニュースがあった。
このような「格付け」というニュースを目や耳にするたびに疑問に思うことがあるこのような、「格付け会社」の格付けは、一体、誰が行って、どのようにして知らされているのだろうか?・・・と。』
と、2012-01-18 の日記に書いた。
今朝(2/23)の日本経済新聞の電子版(2012/1/19 22:47)に、”S&P事務所を捜索 伊当局、市場操作の疑い”という記事を見つけた。
そして、同誌のFT(ファイナンシャル・タイムス、英国)転載記事に、『[FT]格付け会社を信じてはならない (1/3ページ) 2012/1/23 7:03』 というのがあった。
そして、その記事には、『なるほど! ひょっとしてS&Pはノーベル賞を狙っているのか。』とさえ、ある。
つまり、このような格付け会社の格付けは、参考にすることはあっても、信じてはいけない、と言う、原則が肝要である、ということだろう。
結局、マネーゲームもいくさ(戦)である。
だから、格付け会社は所詮、もっともらしい理由を付して、うわさを流して、マーケットが動揺して大将を失って右往左往・てんやわんやする戦士たちのような人々を、うわさを流した当事者などのギャラリーが高見の見物で楽しむか、市場操作でボロ儲けしようとたくらんでいるか、であろう。
ただ、許せないのは、このような格付けと無縁の善良な市民を巻き込むような格付けには、その結果に責任を取って、善良な市民に対して損害賠償する義務が付随するべきであろう、と考える。
格付け会社は、罪滅ぼしに、人々を平和で豊かにする「格付け」を考案する義務を負っているのだ、と考える。
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